読書感想

『モバイルボヘミアン〜旅するように働き、生きるには〜』を読み終えて。

モバイルボヘミアン

最近も相も変わらず、何かと悩みふけっているもので、何か気分を変えたいなぁと思い書店に出かけたんだけども、すぐに目に入ってきたのは「働き方」コーナーにあった本田直之さんの本だった。

本田さんは僕がすごく好きな著者でして、本田さんのことを知ってからというもの、「定年までサラリーマンでいることを耐え抜くことが当然だ」と思っていた僕の考えが変わった。

僕はすっかり本田さんのファンになって書籍を読み漁った。本田さんの本を読んでいると、それだけで生きるモチベーションが湧いてくるような気がしていた。

そして、先日に訪れた書店で本田さんの書籍が目についたので、本田さんを知った当初のように僕の中で新鮮な風を起こして欲しい、という想いで購入したのが、「モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには」だったというわけ。

本書は、本田直之さんと四角大輔さんの共著となるが、本書を読み終えて僕は四角大輔さんのファンにもなった。

紹介する作品

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ノマドライフからモバイルボヘミアンへ

僕がこの作品を読んでいきなり衝撃を受けたのは、本田さんがノマドライフの次のフェーズ「モバイルボヘミアン」に移行したと言っていること。

僕は、本田さんの「ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと」という作品に出会ってから本田さんのファンになったんだけど、しばらく見ないうちにもう次のフェーズに移行していると言う。僕はまだノマドライフを追いかけている真っ只中だというのに・・。

本書の中で、本田さんは「ノマドという言葉は陳腐化されてしまった」と言う。

「自由に仕事をする」という意味であったノマドという言葉は、いつしか「場所を選ばない」というところから、行き着いた先は「カフェでも仕事ができる」というような言葉に成り下がってしまったらしい。「ノマド=カフェワーク」ということになるなら、あまりにも安っぽい・・。

そして、ノマドライフの次のフェーズが「モバイルボヘミアン」であって、これは「仕事とプライベートの境がなくなっている状態」のことだと、本書では言われている。

会社員を経験することは悪いことではない

四角大輔さんは、会社は「お金をもらいながら通えるビジネス訓練所」という表現をしていた。すごく良い表現だなと思う。

というのも、最近の若いブロガー界隈では、どうも会社というものがダメなものという雰囲気が漂っていて、僕はこれにすごく違和感を感じている。僕自身も自分の会社に対する想いを語ってしまう時があるけども、やっぱり会社勤めをしていたからこそ得られたスキルがあると思う。

会社員をしたからこそ、会社で働く辛さを知ることができるし、辞めた後に如何に甘えさせてもらっていたかと気づくこともできる。

「会社で働くべき」というわけではないが、「会社で働くことに意味がない」ということなんて決してないと、僕は思う。

ミニマムライフコストを把握する

こちらも四角大輔さんからの言葉。

ミニマムライフコストとは、言葉の通りで「生活に必要な必要最低限の費用」ということ。うちの家庭ではミニマムライフコストどころか、そもそも家計簿すらつけていない・・。これからつけるようにしなければと思う(妻につけてもらう、自分でつけるにも妻から残金の情報を引き出すことという難関が待ち受けているが・・)

なぜミニマムライフコストを知る必要を感じるかというと、それがわからなければ、いくら稼がないといけないかがわからないから。過度の稼ぎのために時間を浪費するというのは、あってはならないことだと思っている。それはお金に振り回されていると言ってもいいんじゃないかな。

責任を持てる範囲をあまり大きくしないスタイル

四角大輔さんの言葉。 

重過ぎる仕事を受けてしまうと、その仕事自体が1つの縛りになってしまうし、もともと自由になりたくて始めた生活に相反する

これも僕にとって、すごく印象に残る言葉だった。

僕はこれまで、立派な人間になるならば、大きな責任を抱える必要があると信じて働いてきた。責任を抱えようとしない人間は、仕事に対して腰が引けていて情けない、絶対に自分はそんな人間にはなりなくないという一心でがんばってきた。でもこの言葉を見て考えが変わった。

「ああ、そういうスタイル(重過ぎる仕事をしない)でいいんだ」と思うと、すごく肩の力がすっと抜ける感覚に陥った。

これまで「仕事」に対して肩に力が入り過ぎていたのかもしれない。

自分が信じてしたことが間違っていたとしても、それが生きるってことだ

こちらも四角大輔さん。

自分が信じてしたことが間違っていたとしても、それが生きるってことだ

最近の世の中は、選択を誤ることに怯え過ぎている気がする。人生の選択はもちろんのこと、会社においては小さな判断ですら誤りを許されないような雰囲気がある。

それは、失敗=やってはいけないこと、になっているから。失敗はむしろしなければいけないものだと僕は思う。どこかの受け売りのような言葉で恥ずかしいのだけど、失敗して気づけることが必ずある。

だから、失敗してはいけない、という考えは間違っていると僕は思う。

会社のルールは破ってもいい

本田直之さんの言葉。

会社のルールは破ってはいけない法律ではない

会社では、責任を持てない人ほどルールを作ると思う。そういう人は責任をルールに転嫁させる。そういうところから小さなルールが蔓延り、ルールに雁字搦めになり何もできなくなる。なぜならば、ルールは守らないといけないと思ってしまうから。

しかし、会社のルールは破ってもいい。別に法律じゃないんだから・・。

会社はルールを作るが機能していないルールがたくさんある。建前上、ルールに従っているように見せかけることも多い。なぜこんなことになるのかと言うと、全てのルールを守ると何もできなくなるから。

だから、会社のルールは破らなければいけない時がある。

最後に。特に心に響いた言葉。

最後は僕が尊敬する本田さんの言葉を紹介して締めくくりたいと思う。

好きなことや得意なことに時間と労力を投資すべきなのに、「そうでない場所」で「そうでないこと」に人生の大半を費やしてしまっている。
 
「こうじゃなかったはずだ」とわかっているのに、それを変える挑戦もせず、「ずっと間違った場所」で生きている人があまりにも多過ぎるのだ。

これを仕方ないと考えるのか、どう考えてもダメなことだと考えるのか。

僕は前者から後者へ変わってきています。

本田直之さん、四角大輔さんはいずれも40代です。そんじょそこらで語られている安っぽい自由の話ではない。

本当の大人がいう「自由」を知りたい人は一度読んでみてはいかがでしょうか。

紹介した作品

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