読書感想

稼ぐが勝ち〜ゼロから100億、ボクのやり方〜 堀江貴文

書評 本棚

また、ホリエモンの書籍を読んでしまいました。ついつい読んじゃうんですよね。

今回読んだホリエモン(堀江貴文)の「稼ぐが勝ち」は、2005年9月に出版されたもので少し古い作品になります。

本作品は起業を考える人向けという感じかな。

単純に自己啓発を求めているならば、「多動力」や「ゼロ」を読んだ方がいいと個人的には思います。

「ゼロ」のインパクトが強過ぎたので、個人的に「稼ぐが勝ち」はちょっと物足りない感じでした。

内容は、第1章が「コネ・資金ゼロからの起業術」、第2章が「売り上げ100億の経営術」、第3章が「100億から300億への未来の種」と、ステップを踏んでいく形で書かれている。

起業を目指す人にはわかりやすい流れになっているんじゃないかなと思います。

また、最後の「おわりに」で、ホリエモンの2005年までの経歴が書かれているので、彼のことをもっと知りたいという人は見てみると面白いのではないでしょうか。

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旧世代から引き継いだものを疑う

いま必要なのは、そうした大きな変化です。  旧世代から引き継いだばかばかしい社会システムを壊すことです。 「できない」ではなく、「どうやったらできるのか」を考えることです。

旧世代から引き継がれている悪しき風習について語られているところが、すごく共感できた。

例えば、貯金をするべきという風習。

戦時、「戦費調達のために貯金しろ」、戦後は、「高度経済成長をしなくてはいけないから貯金しろ」といった国の為に貯金をしていたという思想があった。

現在では、そんな経緯も知らずに、貯金をした方がいいに決まっている、将来が不安だから貯金をするといった雰囲気が蔓延してしまったことで、この不況を招いてしまっているんだと思う。

僕はいつからか、目上の人間を疑うようになった。

今の経営陣は、その地位に君臨し続ける。若者が這い上がろうとすると、その地位を奪われるのではないかという恐怖に怯えているんだろうか、といったことが書かれている。

それはわからないけども、少なくとも世代交代を考えている様子は全く伺えない。そして、彼らの傲慢な考えが、若者たちの可能性を潰しているように思えてならない。

若者はいよいよ、その考えに付き合いきれなくなってきていると思います。若者達が上司に期待をしていないような時代がきています。上司と呼ばれる人達は、今や空気のような存在になりつつあると、僕は肌で感じています。

そんなモヤモヤした気持ちをこの作品は和らげてくれたました。

とにかくシンプルに

実はものごとを複雑に考えることは簡単なのです。  いつまでも考えて引き延ばしていればいいわけですから。世の中って、複雑に考えようとしたらいくらでも複雑に考えられるものなのです。しかし、そのために見失うものは多いのです。

もっとも、「この考えはいいことなんだ」と確信が持てなくて躊躇するのでしょう。ものごとをシンプルに考えられない人って大勢いるのです。そういう人は「シンプルがいい、シンプルがいい」と自己暗示をかければいい。

以前からものごとはシンプルがいいと、考えてはいましたが、この本を読んで改めて気づかされたのは、複雑に考えると見失うものが多いというところ。

僕も複雑に考え過ぎることはよくあって、今も実際に、この記事の書き方についてすごく考え込んでしまっています(‘;’)

思ったことをシンプルに伝えればいいだけの話なんですけどね。そういうことができない人ってたくさんいると思うんです。

だから「シンプルがいい」と自己暗示をかけるのはいいことかもしれません。

成功体験を積み重ねることが自信になる

僕がいつも心がけていることは、とにかくでかいことを考えて、とうてい実現できなさそうなことを考えて、それを実際に実現させるということです。とはいってもいきなり大きな目標には到達できません。ひとつひとつ身近な目標を達成していくことで、「俺の思っていることは全部できるのだ」という自信をつけていって、さらに次の目標に向かっていくことだと思います。この成功体験の積み重ねが大切なのです。

成功体験を積み重ねる。

自信が持てるように成長するには、これが必要ということ。

  1. とにかくでかいことを目標にする
  2. それに向けて、身近なできることからこなしていく
  3. 結果的にでかいことを成し遂げれる
  4. それが自信になる

「1.とにかくでかいことを目標にする」がポイントだと思います。小さな目標では成し遂げても自信にならないので。

別の目線で言えることがあります。

サラリーマンをしていると、大きな仕事を任されて、不安になることが誰しもあるかと思います。

しかしながら、よく考えてみると、

大きな仕事を成し遂げるにも、結局、身近にある小さなことを目標に向けて1つずつこなすしかない、というだけのことです。

大きな目標を成し遂げるために、何をしないといけないかを考えると、やるべきことを細分化して考えることになる。結果、自分達ができる小さな仕事に落とし込まれる。

その小さな仕事の集合体が、大きな目標の達成ということだと、僕は思います。

大きな仕事であっても、やれることを1つずつやるしかないんです。

そう思えば、気が楽になるんじゃないでしょうか。

話を戻しますが、そう考えると大きな仕事を任されるということは、すごくラッキーなことです。なぜなら、「1.とにかくでかいことを目標にする」を考えなくていいのですから。

なので、大きな仕事から逃げるのではなく、ぜひチャレンジしてみましょう。チャレンジした人にしか見えないものがそこにはあるはずですから。

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