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初心者でも失敗しない1〜2万円台の安いタブレットの選び方

格安タブレットの選び方

最近、手頃な価格のタブレットを買いました。お金をいくらでも出せるならiPadがほしかった。しかしそんなお金はないというのが実状であります。安くてそこそこ使えるタブレットがほしかったんですよね。

しかし安いタブレットを買って失敗するのも怖い。安いタブレットで満足できるものはあるのか、あるならどのタブレットが良いのか、そんなことで悩んでいました。

今回、安いタブレットを購入するにあたり、いろいろと調べたので「安いタブレットの選び方」をまとめてみることにしました。

本記事はこんな人におすすめ
  • 1〜2万円台の安いタブレットが欲しい人
  • タブレットの選び方がわからない人
  • タブレットを買って後悔したくない人

なお本記事でいう安いタブレットとは「1〜2万円台のもの」を指します。

↓ちなみに今回、筆者が実際に購入したタブレットはこちら。

それでは早速本題に入ります。

【結論】安くて良いタブレットの選び方

いろいろと考えた結果、タブレットを選ぶ時に確認するポイントは以下と考えました。

  1. タブレットの用途の明確化
  2. OS
  3. 画面の大きさと解像度
  4. CPU、メモリ(RAM)
  5. ストレージ容量(ROM)
  6. 重さ

たくさんあって面倒かもしれませんが、後悔しないために1つずつ見ていきましょう。

以下に筆者のおすすめを交えながら説明していきます。

【タブレットの選び方①】タブレットの用途の明確化

まず最初に「タブレットを何のために買うのか」「タブレットで何をするのか」を考えること。

なぜなら安いタブレットは性能が低いため、出来ないことがあるからです。用途によっては安いタブレットではどれを買ってもダメな場合もあると思います。

では安いタブレットで出来ること、出来ないことは何か。

以下のように思っておくと良いと思います。

出来ること ネット閲覧
電子書籍
動画視聴
出来ないこと ゲーム
高画質な写真や動画

つまりネットや電子書籍の閲覧、動画視聴くらいでしか使わないのであれば安いタブレットでも良いし、がっつりゲームをしたい、あるいはキレイな写真や動画を撮りたいという人はそれなりの価格のタブレットを購入しないといけない、ということになります。

【タブレットの選び方②】OS

OSとはタブレットに入っているソフトウェアのことで、これによって使い勝手や出来ることが変わります。

例えば、操作のやり方が違ったり、インストールできるアプリが違ったりします。YouTubeのような使えるのが当たり前そうなアプリですら使えないOSもあります。

タブレットのOSには以下のような種類があります。

iOS 使い勝手:
補足:iPadに搭載
Android 使い勝手:
補足:世界で一番普及されている。
Windows 使い勝手:
補足:主にタブレットPCに搭載
その他 使い勝手:
補足:AmazonのFireOSやHuaweiのEMUIなどの自社OS

それぞれについて紹介します。

iOSを選ぶなら必然的にiPadになる

iOSはApple社の自社OSでタブレットではiPadに搭載されています。他のメーカーのタブレットに搭載されていることはありません。

普段iPhoneなどのApple製品を使っていて、同じ操作感で使えるタブレットが欲しいのであればiPadを選ぶしかありませんが高価です。

安いタブレットを買いたいのであればiOS(iPad)はそもそも対象外になります。

Androidは世界で一番普及している

AndroidはGoogle社が開発したOSで、世の中で一番普及されていると言われているOSです。

使い勝手はiOSに引けを取らないほどの良さのため、安いタブレットを選ぶならAndroidがおすすめです。

Androidを選ぶ時の注意点はGMS認証です。GMSとは「Google Mobile Service」のことで、認証済みであればGoogleの人気アプリがインストールできることになります。Androidなら何でも良いというわけではなく、GMS認証済みであることも確認が必要です。

例えばHuaweiのAndroidタブレットはGMS認証ではなくHMS認証だったりします。HMS認証とはHuawei独自のものなので主要なGoogleのアプリが全て対応していることにはなりません。ここが違うと同じAndroidでも使い勝手が変わってきます。

あとは、普段iOSを使っているのであれば、iOSにはあってAndroidにはないアプリがあるなど、最初は少し違和感があるかもしれませんが、すぐに慣れると思います。

安いタブレットを選ぶ時はGMS認証のAndroidタブレットがおすすめです。

Windowsは主に高価なタブレットPCに搭載

Windowsは主にタブレットPCに搭載されるOSです。

タブレットPCとはタブレットとしても使えてパソコンとしても使えるもので、高価なものがほとんどです。

安いタブレットPCはスペックが低く満足できる使用感ではないと思っていた方が良さそうなので、タブレットPCを買うなら必然的に高価なものを選ぶことになります。

そもそもPCのように使いたいのであれば、キーボードが必要です。外出時に持ち歩くのであれば重いし嵩張ります。それならもうモバイルPCで良いやん…ということになります(モバイルPCを持っているなら)

まとめると、

安いタブレットを選ぶのであればWindowsも選択肢から外すのが良いと考えます。

その他のメーカー独自OSは使い勝手がいまいち

ここまでで紹介したOS以外にも、AmazonのFireタブレットに搭載されているFireOSであったり、HuaweiのEMUIといった独自のOSもあります。

これらは癖があるので使い勝手は個人的にはいまいちといった感想です。筆者は実際にFireタブレット(FireOS)を持っていますが、使いにくいと感じてます。

例えばFireOSではYouTubeの公式アプリが使えません。そんなことあるか…という感じです。iOSやAndroidなら普通にインストールできるアプリがFireOSではインストールできません。要するに利用の制限があって、いまいちだと感じてしまいます。

アプリだけでなくブラウザ(iPhoneでいうSafariやGoogle Chromeなど)も独自のものだったりして使い勝手が違い使いづらいです。

OS以外で余程のメリットがあるなら妥協しても良いかもしれませんが、できれば独自OSのタブレットは選ばない方が良いと思います。

【タブレットの選び方③】画面の大きさと解像度

次は画面の大きさと解像度です。大体わかると思いますが、画面の表示に関係します。

画面サイズ

筆者が一番重視したのは画面のサイズでした。

画面のサイズは小さければタブレットである必要性を感じない(スマホで良い)ですし、大き過ぎると持ち運びが不便になる。

「スマホではなくタブレットだからこそ」という意義を感じられて持ち運びの点で許容できる大きさが筆者にとってはベストであり、その結果10インチを選びました。

筆者が考える画面サイズと用途の関係は以下になります。

7〜8インチ 文章のみの電子書籍、動画視聴は◯
9〜10インチ 雑誌などの電子書籍も快適。動画視聴も◯
11インチ 使用は快適だが大きくて重いので持ち運びは✕

文章のみの電子書籍(小説など)しか読まないのであれば7〜8インチでも良いと思います。

雑誌など1ページの情報量が多いものを読むのであれば10インチ以上は欲しいところ。

なお動画視聴に関してはスマホでも不満がないことからどのサイズでも良いと考えています。

7インチと10.1インチの写真を以下に載せますので、サイズ感の参考にしてもらえればと思います。


7インチ(Amazon Fire 7)


10.1インチ(UAUU T60)


7インチと10.1インチの比較

解像度

画面の解像度には以下のようなものがありますが、何が変わるかというと一度に表示できる範囲や画質が変わります。

例えば、解像度が高ければスクロールなしでも表示できるが、解像度が低ければスクロールしないといけないなど。

また高解像度の方が画質が良い(画像がきれい)ですし、低解像度では画質が悪く(画像がぼやける感じ)なります。

WQHD 2560×1440
フルHD 1920×1080
HD 1280×720

解像度の種類は他にもたくさんありますが、安いタブレットでは大体フルHDかHDです。それ以上は高価になります。

ちなみに解像度は高ければ良いとは一概には言えず、解像度が高ければ文字が小さくて見づらくなるし、解像度が低ければ文字が大きくて見やすいということもあります。

ちなみに筆者のおすすめはフルHD(1920×1080)です。文字の大きさや表示できる範囲の広さ、画質の良さという点でコスパが良いと思います。

HD(1280×720)であれば1万円前半の安価なものがありますが、画質が荒くて満足できません。

HDのタブレットよりフルHDのタブレットの方が少し価格が上がりますが、筆者的にはここは譲れません。ここを妥協するのであれば、そもそもタブレットを買わなくて良いということになるくらいです。

【タブレットの選び方④】CPU、メモリ(RAM)

CPU、メモリ(RAM)はタブレットがどれだけスムーズに動作するかに関係します。

スムーズな動作とは、例えば以下のようなことがあります。

  • 指でスクロールさせた時に画面がどれだけ滑らかに動くか
  • Webページを開こうとした時にどれだけ速く画面が表示されるか
  • 複数のアプリを開いた時に動作が遅くならないか

これらによって、そのタブレットを使っていて快適に感じられるかどうかが変わってきます。

CPUの選び方

どんなCPUが良いかは仕様を見比べただけではわかりません(詳しい人ならわかるかもしれません)

製品仕様を見れば、どんなCPUが搭載されているかはわかりますが、それを見たところで良し悪しはわからないでしょう。

ここではCPUの話は一旦置いておきます。

(どうすれば性能の良し悪しがわかるかは後ほどご紹介)

メモリ(RAM)の選び方

メモリは、操作がどれだけスムーズになるか、あるいは複数のアプリを動かした時に落ちにくくなるか(停止しにくくなるか)に関係するようです(量販店の店員さん情報)

安いタブレットではメモリは大体2GB〜4GB程度です。これ以上になると価格が上がります。

メモリは数字が大きいものを選べば良いです。

ただし、操作感の良し悪しはCPUとの関係で決まるので、単にメモリの容量が大きいだけではスムーズに動くということにはならないと知っておいた方が良いと思います。

実際に3GBのモデルと2GBのモデルの使用感を確認すると、後者の方が滑らかに動くということもあります(筆者の体験談です)

CPUとメモリの良し悪しはベンチマークで判断する

結局、CPUとメモリの良し悪しはベンチマークのスコアで判断するのが一番良いと思います。

ベンチマークとは、一言で言うと性能を比較できる指標(基準)です。性能が数字で表わされるでわかりやすいです。数字が高いほど性能が良いことになります。

タブレットのベンチマークでよく使われているのはAntutu(アンツツ)というベンチマークアプリです。

Antutuで20万前後のスコアであればネットの閲覧や動画鑑賞は普通にできます。

【タブレットの選び方⑤】ストレージ容量(ROM)

ストレージ容量はデータをどれだけ入れられるかに関係します。

例えばダウンロードできる電子書籍の数や写真の枚数、ダウンロードできる動画の数などに影響します。

1〜2万円台のタブレットでもほとんどのものが64GB以上で32GBは稀なくらいだと思います。

個人的には32GBでもネット閲覧や動画視聴、電子書籍くらいの使い方であれば問題ないと思っています。なぜならほとんどのタブレットはストレージ容量を拡張できるからです。

拡張とは例えばMicroSDカード(別売)などを挿し込むことでストレージ容量を増やすということ。タブレットによって増やせる容量は違いますが、少ないものでも128GBは増やせるので十分だと思います。

ストレージ容量をたくさん使うものといえば、やはり写真や動画だと思います。

後述しますが、安いタブレットではカメラの性能は期待できないので写真や動画を撮る機会は少ないのではないでしょうか。そういったところから写真や動画で容量を使うことはなさそうです。

※個人的な意見です。

またダウンロードした動画は見たら削除すれば良いだけです。

ということで、タブレット選定でストレージ容量の優先度は低いと考えます。

【タブレットの選び方⑥】重さ

外出先へ持ち運びをするなら重さは重要です。

重さの選び方は簡単です。重いか軽いかの判断はグラム(g)です。画面の大きさが7〜12インチくらいまであるのに対して、重さはざっくり250g〜900gくらいです。

おすすめは500g以下です。10インチのタブレットでも500g以下のものがほとんどです。画面サイズが12.9インチのiPad Proでも682gです。たまに800g台のものがありますが、他のスペックが良くても買うのはためらってしまいますね。

ちなみに保護ケースをつけるとプラス100〜200gくらいと考えておいた方が良いと思います。800gもあるタブレットだとケースをつけたら1kgくらいになるわけで、それならモバイルパソコンを持ち歩く方がよっぽど良いです。

【タブレットの選び方⑦】気にしなくて良いこと

ここからはタブレットを選ぶ時に気にしなくて良いことを書いていきます。

通信方式はWi-Fiで充分

ネットの閲覧や動画鑑賞をするにはネットへの接続が必要です。タブレットをネットへ接続するには2つの手段(通信方式)があります。

  • Wi-Fi
  • SIMによる通信

Wi-Fiのみのモデルの場合は、Wi-Fiに繋がる場所でしか通信ができません。通信ができないとネットやSNSの閲覧や動画視聴ができません。例えば外出先であればカフェや駅などの無料Wi-Fiに繋げれば通信ができます。Wi-Fi機能がないタブレットはないと思うのであまり気にしなくて良いと思います。

SIMカードを入れるスロットがついているタブレットがあります。スマホと同じようにSIMカードを入れることで4Gの通信ができるようになり、外出先であっても電波が届きさえすればどこでも通信ができます。ただしSIMカードは別途契約が必要なのでもちろん有料です(スマホと同じと思えばわかりやすいと思います)

また、対応しているSIMが限られている場合があります。例えば格安SIMが対応していなかったり、auは対応しているけどドコモやソフトバンクは対応していなかったり。

個人的にはWi-Fiだけのもので良いと思っています。SIMモデルを選ばなくてもWi-Fiが使えない時はスマホでテザリングをすれば良いという考えです。

テザリングの使い過ぎには注意が必要ですが、筆者の場合はスマホの容量がたくさん余っているのと、そもそも外出先でそんなに長時間タブレットを使うことはないので、この使い方で満足できます。

カメラ性能は期待出来ないので考えなくて良い

最後にカメラの性能ですが、安いタブレットに求めてはいけません。きれいな写真や動画を撮りたいならカメラやデジカメを買いましょう。

【まとめ】安くて良いタブレットの選び方

以上、安いタブレットの選び方でした。

本記事の内容を以下にまとめます。

まとめ
  1. 何に使うか:ネット閲覧や電子書籍、動画視聴など(ゲームやキレイな写真や動画の撮影は無理)
  2. 画面サイズ:10インチ程度
  3. 解像度:フルHD(1920×1080)
  4. OS:GMS認証済のAndroid
  5. CPUとメモリ(RAM):ベンチマークのスコアで判断
  6. ストレージ容量:64GB以上(拡張できること)
  7. 重さ:500g以下
  8. 通信方式:Wi-FiのみでOK
  9. カメラ:期待できないので無視でOK

これらのことを踏まえて筆者が購入したタブレットの紹介記事もありますので、参考にしてみてください。

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