安くて手頃な価格のタブレットが欲しいと思いまして、先日「UAUU T60」というタブレットを購入してみました。
使ってみた感想としては、大きな不満はなく満足しています。安いタブレットなのでこんなものだろうと。
本記事ではUAUU T60がどんなタブレットなのか、使ってみた感想や買って失敗ではなかったのか、などを紹介していきますので、UAUU T60タブレットに興味があるのであれば参考にしてもらえればと思います。
- どんな人が満足できるのか
- UAUUとは
- UAUU T60タブレットのスペック
- UAUU T60タブレットを使った率直な感想
なお、筆者なりの安いタブレットの選び方については、以下の記事で紹介しているのでこちらも参考にしてみてください。
↓今回購入した「UAUU T60」はこちら
【結論】UAUU T60タブレットはどんな人が満足できるのか
UAUU T60タブレットの使用感は以下の通りになりますので、購入するかどうかの判断材料にしてみてください。
- ◯ ネット閲覧
- ◯ 動画鑑賞
- ✕ ゲーム
- ✕ 高画質な写真や動画の撮影
UAUU T60はAmazonで2万を切る価格で買える格安タブレットです。前提として格安タブレットに完璧を求めてはいけません。格安ゆえに低スペックなので、満足できない部分があるのを理解しておく必要があります。
端的に言うならば、安いタブレットはネット閲覧と動画鑑賞くらいしかできないと思った方が良いと思います。
ゲームに関してはどんなゲームでも快適にプレイできるとは思わない方が良いです。スペックを求められないような軽いゲームはできるかもしれませんが、ハイスペックを求められる本格的なゲームはできないと思っておくのが吉です。
ということで、UAUU T60タブレットはネット閲覧や動画鑑賞くらいの用途で考えている人向けということになります。
UAUUとは
公式HPによると、UAUUは「ユアユー」と読むようです。中国のコンピュータ関連の会社のようで、タブレット開発で10年近くの経験を持っているらしいです。そのすごさが筆者にはわかりませんが、この会社から販売されている製品は本記事で紹介するT60とT60Pro、T30の3つだけであろう事実はあります（2022年12月4日時点）2015年に設立されたとのことで、これからの会社なのかなという印象。
UAUU（ユアユー）本社を中国の深圳にて2015年12月に設立。代理店はシンガポール、香港（中国）、山西省（中国）、湖南省（中国）等にあります。
筆者は中国の経済に明るくないのでどれほどの会社なのかわかりませんが、T60は価格が安い（失敗しても許容できる）ということと、大したデータを入れない（情報漏えいも怖くない）つもりなので、これくらいの心づもりをしていれば大丈夫だろうという考えです。
UAUU T60タブレットのスペック
UAUU T60タブレットのスペックは以下の通り。
| メーカー | UAUU |
|---|---|
| モデル | T60 |
| 価格 | 25,000円程度（Amazon） |
| ディスプレイ | 10.1インチ 1920×1200 IPS |
| OS | Android12 |
| GMS認証 | あり |
| CPU | UNISOC T610 1.8GHz |
| メモリ（RAM） | 4GB |
| ストレージ（ROM） | 64GB（512GB拡張可） |
| バッテリー | 6,000mAh |
| 充電器 | 5V／2A USB Tyep-C |
| スピーカー | 4スピーカー |
| イヤホンジャック | あり 3.5mm |
| 重さ | 430g |
| Wi-Fi | 2.4/5Gデュアルバンド |
| 4G LTE | nanoSIM対応 |
| Bleutooth | 5.0 |
| GPS機能 | あり |
| カメラ | リア：13MP（1,300万画素） フロント：5MP（500万画素） |
| 顔認証 | あり |
これを見ても普通の人は何もわからない、あるいは見ていて頭が痛くなると思うので、個人的に見るポイントを赤字にしてみました。
価格はAmazonで25,000円前後ですが、筆者はAmazonプライム会員特典と5,000円OFFクーポン利用で19,800円で買えました。買うならクーポンがあるうちが断然お得ですね。
ディスプレイは画面の大きさや画質に関係します。解像度（ここでは1920×1200）の数字が高いほど画質が良くなります。
ストレージ（ROM）はデータをどれだけ保存できるかに関係します。データにはどんなものがあるかというと、写真や動画、アプリがほとんどだと思います。
重さは外出する時に持ち運ぶなら重要なスペックですよね。重いのは嫌ですから。
安いタブレットの選び方についての詳しい話は以下の記事で紹介しているので、よければ参考にしてみてください。
UAUU T60タブレットの外観
前面
イヤホンジャックが角についているのは個人的には好きです。筆者はBleutoothのイヤホンを使うので不要ですが、有線のイヤホンを使う人には良いかもしれません。
あとフレームの太さがわかりやすいように画面を表示させた状態で撮りました。参考になさってください。
背面
背面はカメラのみ。表面は金属製で手触りは良いです。個人的には安っぽさはないと思ってます。ケースを付けたら関係ないんですけどね。
UAUU T60タブレットの付属品
付属品は以下の5つ。フィルムやケースは別売りになります。
- 本体
- USB-C ⇔ USB-Aケーブル
- 充電器（5V／2A）
- 取扱説明書
- 保証書
UAUU T60タブレットのベンチマークの結果
上の画像はAnTuTuというベンチマークの結果でスコアは197,442。20万前後であればネットの閲覧や動画鑑賞は問題ないレベル。
そもそもベンチマークとは何かということですが、本来の意味は指標や基準であることから、タブレットのベンチマークとは性能比較に使われる指標ということになります。
なぜベンチマークの結果の話をしているかというと、個人的にはベンチマークがスペックの良し悪しを知るのに一番わかりやすいと思ったから。
CPUやRAMと言われても良し悪しが全然わからないですよね。このUAUU T60タブレットはCPUがUNISOC T610 1.8GHzでRAMは4GBですが、これを見てこのタブレットが良い製品かどうかなんて普通わからないじゃないですか。
場合によってはRAMが3GBの製品より2GBの製品の方が操作感が滑らかで使いやすいなんてこともあります（CPUの差だと思いますが）もはや何を参考にすれば良いのやらって感じです。
そういったこともあるので、仕様を見ただけでは良し悪しはわからないと思った次第。というところから一番比較に役立つのはベンチマークの結果だと考えました。
UAUU T60タブレットを使った率直な感想
良い点
大画面で見やすく映像もキレイ
ディスプレイはサイズが10.1インチ（幅22.5cm 高さ12.7cm）と大きめ。解像度は1920×1200で、これは画質や一度に表示できる範囲に影響します。
より安いタブレットでは1280×720（HD）になったりしますが、その場合は画像がぼやけたり一度に表示できる範囲が狭かったり。
もともとネット閲覧も動画鑑賞もスマホでも大きな不満はなかったのですが、タブレットを買いたいと思ったきっかけは、ネット閲覧の表示範囲が広くなってくれたら嬉しい、ということでした。
MacBookProを持っていますが、重たくて持ち運びが辛いので、もう少し手軽に持ち運べるものがあればなぁ…ということでタブレットの購入を検討していました。そういう意味で10.1インチの1920×1200のこのタブレットは要件を満たしているので、見事にハマりました。
ネットがサクサク使える
ネットの閲覧がサクサクできます。
当たり前過ぎる感想のように思うかもしれませんが、過去に2度AQUOS Phone（Androidスマホ）を使って不満しかなかったんですよね。正直Androidへの不信感はかなりのものでした。
なので、今回は頑張っていろいろ調べて購入したんですけど、ネットの閲覧をはじめ、いろいろと滑らかに動いてくれるので安心しています。
さすがにiPhoneやiPadほどは滑らかには動いてくれないですけど、2万円を切る価格のものなので、それくらいは許容するしかないと考えます。
軽いので持ち運びが便利
先述のスペックの通りUAUU T60タブレットは430gと軽いので持ち運びに便利です。
筆者のカバンはいつもモノが多くて元々重いからかもしれませんが、個人的には入っているかどうかわからないレベルです。もともとカバンが軽い人には存在感があるかもしれません。
430gがどれくらいの重さなのかを例えるなら500mlのペットボトルよりちょっと軽いくらいですが、形が薄っぺらいのでペットボトルほど嵩張る感じはなく軽く感じると思います。
ちなみに430gは10インチのタブレットの中ではかなり軽いです。とはいえ体感では500g以下ではあればあまり変わらないと思いますが、同じ10インチタブレットの中には800〜900gのものもあります。そうなるとかなりズッシリ来ると思いますので、個人的には430gという軽さは大きなメリットだと考えます。
SmartLockが便利
SmartLockはAndroidの機能になりますが、UAUU T60タブレットに実装されているということで少しご紹介。SmartLockとは特定の条件を満たせば自動でロックを解除状態にするというもの。
特定の条件とは以下の通り。
| 持ち運び検知機能 | 移動中はロック自動解除 |
|---|---|
| 信頼できる場所 | 登録した場所付近でロック自動解除 |
| 信頼できるデバイス | 登録したデバイスとBleutooth接続されたらロック自動解除 |
自宅付近ではロック解除状態にしておくと便利です。自宅でロックしていなくて困ることはないでしょう（たぶん）
ただ自動解除といっても、パスワード入力は求められませんがロック画面でのスワイプは必要です。
悪い点
IPS液晶で反射して見づらい
UAUU T60タブレットでは画質がきれいなIPS液晶が採用されていますが、使い始めた時は反射が強くて画面が見づらかったです。角度を変えるなどの工夫をしたのを覚えています。
最近は気にならなくなってきたので慣れの問題かもしれません。
顔認証が微妙
筆者にとって顔認証は初体験。結構期待していたのですが、微妙という感想。
上手くいけばロック解除は速くて良いのですが、なぜか顔認証の後にパスワードの入力を求められる場面が多いです。
期待していただけに残念な気がしています。設定の問題なら誰か教えてください…。
付属の充電器しか使えない？
USB-Cの充電器なら何でも使えるというわけではありませんでした。筆者の自宅のデスクにはMacBookProの充電器（USB-C）が常備されているので、使ってみたのですが充電されませんでした。
USB-Cの充電器を2つ併用しないといけないのは残念です。またデスク上にものが増えてしまいます。
通話は期待できない
公式サイトに4GLTE通話が対応しているような表記になっていますが、期待はしない方が良いでしょう。SIMによって出来るものもあれば出来ないものもあるようです。
ネットで調べたところmineoの通話SIMは使えないようです。通話以前にAPNの設定自体ができないようです。また楽天モバイルであれば通話はできるようです。ただし、VoLTE通話は不可。RakutenLinkアプリでの通話は可、らしいです。要するに通話品質は良くないということ。
一応Amazonでは格安SIMは対応していないとの表記がありますので、通話に関して期待はしない方が良いということでしょう。
その他
Android12にはこだわらなくて良い
Androidのことをあまり知らないので現在最新のAndroid12に少し拘ってみましたが、その後いろいろな情報を見ていると拘る必要はなかったようです。Android11でも良いというレビューをよく見かけます。
とはいえAndroid12に不満を感じるものでもありません。筆者はネットの閲覧と動画鑑賞くらいしかしないのですが、何も不便を感じておりません。
UAUU T60タブレットのまとめ
本記事で紹介したUAUU T60タブレットについてまとめます。
- ネット閲覧、動画鑑賞で使うなら◯ ゲームや撮影は✕
- UAUUとは2015年設立の中国の企業。信頼性は不明。大事な情報を取り扱うのは控えるのが吉。
- データ容量はMicroSDカードで512GB増設可
- 画面が大きく見やすい
- IPS液晶で画面が反射する
- SmartLockが便利
- 顔認証は反応が微妙
- 他の充電器では充電ができなかった
- 通話は期待しない方が良い
- Android12には拘らなくて良い
- フィルムやケースは別売り
筆者的には大きな不満はありませんし、同じ価格帯のタブレットであれば、他を選んでも大きな満足を得られることはないだろうという感想です（ただし、同じ価格帯で不満が大きいタブレットはあると思います）
UAUU T60タブレットは2万円前後の製品としては良いと思います。少なくとも失敗とは思わないかなという感じです。
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