自分の子を叱ることは出来ても、他人の子は叱れない。
例え、明らかに人として悪いことをしていたとしても他人の子を叱れない。
もし自分の子供に「何で自分を叱るのにあの子には叱らないの?」と聞かれる時があったとしたら、なんて説明すれば良いのだろうかと、ふと思ったものですから考えたところ1つの答えに辿り着きました。
アフターケアーまでが躾である
「こらー!なにやってるんだ!」と怒鳴って叱ると子供が少なからず怯えると思いますが、我が子を叱った場合、自ずとその後の対応があるわけです。
こちらとしてもずっと怒っているわけではなく時が経てば面白おかしく接することになり、それが子供にとって「ああ、嫌われてなかったんだ」という安心感につながると思います。
ごく当たり前のことですが、実はそういうことなんじゃないかと思いました。
一方、他人の子供の場合はというと、叱れない率直な理由としては、他人の子を叱るとその親御さんからクレームをもらう可能性があるからだと思います。
子供のことを考えた場合ですが、叱ったあとその子とは二度と会わないかもしれません。
その子供には叱られたイメージしか残らず恐怖でしかないかもしれません。
その子の親御さんも「我が子が他人に叱られてこんなに怯えている」としか思わなければ、こちらにクレームを言いたくなるのもわかります。
こちらとしては怖がらせるつもりで叱っているのではなく、悪いものは悪いと躾のつもりで叱っても、その意図が子供や親御さんには伝わらないとそういうことになるでしょう。
また我々親としても赤の他人に我が子が叱られた時、その人が信用できる人かどうかもわかりません。
大人だからしっかりと躾してくれたんだろうとは思わず、真っ先に思うのは「変質者だったらどうしよう」だと思います。
そうなると躾のつもりで叱っていても、こちらに厳しい目を向けてしまうのも当然だと思います。
こちらが正しくても親御さんとしてはそんな気持ちになってしまいますよね。
というようなことを我々大人は無意識のうちに思っているのかもしれません。
そしてそれを言葉にするのが難しいのだと思います。
ということで、他人の子供を何故叱れないのかの1つの結論は「相手の子供や親御さんに対して叱った後のアフターケアーができないから」だと思いました。
子供に何と説明をすれば良いか
上記の考えを子供にわかるように伝えないといけませんが・・・難しい。
こんな感じかな。
ちなみに明らかにダメなことをしている子供にその親御さんが叱らない場合は、変に正義感を出さずに諦めるしかないと思います。
その子供が目に入らない場所へこちらが移動してしまおうと思います。