先日、職場の後輩が言っていたことが、心に残っているので紹介しようと思う。
その後輩(以下、Aさん)は、よく僕の仕事のお願いを聞いてくれる。僕はすごく助かっている。
また、彼は別の同僚(以下、Bさん)のお願い事もよく聞いているんだけども、それに関してぽろっと本音を言った時の話。
背景
僕とBさんのお願いごとは、ほぼ同じようなことでして、各々の担当のユーザーへの納品や伝票提出です。
僕は、基本的に自分で伝票も作るし、納品もいく。他の予定とブッキングした時だけ、Aさんにお願いすることにしている。
一方、Bさんは基本的には全てAさんにおまかせ。伝票もその他の人が作っている。
Aさんにも自分の仕事があるわけだけど、何とか調整をして僕たちの手伝いをしてくれているわけです。
Aさんの本音
NRPさんのお願いは喜んで手伝います。
だってNRPさんはすごく忙しそうだけど、基本的には自分でやってるし、どうしようもない時だけ僕にお願いしてくるんだろうし。
でも、Bさんは基本的に自分でやろうとしない。
全部僕に丸投げ!それでいて、売上実績はBさんのものだし。やってらんないっすよー」
こんな話を僕にしてくれたわけです。
思ったこと
正直、僕は嬉しかったです。
自分の中では、いつも無理言ってるから面倒くさいと思ってるだろうなぁ、と思っていました。
しかし、Aさんは僕が仕事を頑張っていると思っている。僕の為ならがんばりますよって言ってくれている。
こんな嬉しいことはないじゃないですか。
一方、Bさんの話。
Bさんは僕の部下にあたる立場で、たしかに僕の目から見ても、人へのお願い事が多い。いろんな後輩に、自分の仕事をお願いしている。
僕は、上司として、Bさんが忙しいことをよくわかっているつもりなのですが、直感的に言うと、やりたくない仕事を後輩に押し付けているようにも見える。
自分でなんとかしてみようという姿勢が、僕やAさん含め、周りの人達には見えない。それがAさんに不満を持たせているんだと思う。
もしかすると、そういう気持ちは持っているのかもしれないが、それが行動に表せていない。
誠意は持っているだけではダメ。人に見せないと、それは誠意がないと捉えられる場合がある。
少し話が変わるけど、僕はBさんに注意をすることがある。
Bさんは、ニッチな仕事を後輩にやらせるところがある。それは若い後輩が今覚えなくていいことであって、そんなことよりすぐに使える知識が身につくような仕事を手伝ってもらえ、とアドバイスをしています。
そういった周りへの配慮のないお願いをしていることで、後輩の成長の妨げにすらなっていると僕は感じています。
彼のそういった1つ1つの行動が、周りの人に疑問を感じさせている。
なぜ、Bさんはそんな歪んだ考えを持つ人間になってしまったんだろう。
(上司が悪いんだな・・・)
誠意はどうすれば持てるのか
いろいろ書きましたが、結局どうすればいいか。
答えはすごくシンプルです。
とにかく何でも真剣に取り組む
これだけのことです。人の誠意は、出そうと思って出せるものではないと思います。
頑張っている人の身体から自然とにじみ出てくるものだと、僕は思っています。
下手な小細工など考えず、自分が後ろめたい気持ちにならないように、頑張っていさえすればいいだけの話だと思います。
そんな人だったら、助けてあげようかなって思えるじゃないですか。
※僕は、誠意を見せれているということになる・・・?