みなさんはスマートフォン(以下スマホ)のバッテリーの扱いについて考えたことはありますか?
バッテリーは適切に扱わないと劣化を早めることになります。
バッテリーが劣化してしまうと、すぐに電池が切れて不便になりますよね。
また、不便だからという理由で買い替えを考えることになります。お金がかかってしまいますよね。
長く使っていたら電池がすぐに切れるようになるのは、仕方がないことだと思っていませんか?
確かに長く使い続けること(経年劣化)は、原因の1つではあります。
でも原因はそれだけではありません。
みなさんが普段何気なくやっていることの中に、バッテリーの劣化を早める原因になっていることがあります。
本記事では「バッテリーの劣化を抑える為にやってはいけないこと」とその対策について紹介していきます。
やってはいけない3つのこと
まずスマホを使う際に、バッテリーの劣化の原因になる「やってはいけない3つのこと」を紹介します。
- 充電しながら使ってはいけない
- 充電100%を維持してはいけない(過充電)
- 充電を0%にしてはいけない(過放電)
これら3つの行動はバッテリー内部の電極を痛める原因になります。
充電しながら使ってはいけない
充電しながらスマホを使ってはいけません。
例えば、充電をしながらスマホゲームをしたり、動画を見たりしてはいけません。
充電している時や、スマホを使っている時にバッテリーは発熱しています。
バッテリーは熱に弱いので過度の発熱はバッテリーの損傷の原因になります。
最適な範囲は16°C~22°Cです。バッテリー容量に回復不能な損傷を与える可能性があるため、35°Cを超える周囲温度にデバイスをさらさないことが特に重要です。
特定の種類のケースに入れたままデバイスを充電すると、過度の熱が発生し、バッテリー容量に影響を及ぼす可能性があります。充電中にデバイスが熱くなったら、まずケースから取り出しましょう。
しばらくスマホを使えない時間(食事や入浴)に充電をしておいて、使う時は必ず充電器を外して使いましょう。
過充電させてはいけない
充電が100%の状態を維持(過充電)してはいけません。
例えば、充電器に繋いだまま夜寝てはいけません。
完全に充電した状態で長期間保管すると、バッテリーの容量の一部が失われ、駆動時間の短縮につながる場合があります。
過充電はバッテリー内部の電極を痛める原因になると言われます。
そういったことから駆動時間の短縮に繋がっていくのだと思います。
過放電してはいけない
充電を0%(過放電)にしてはいけません。
バッテリーを完全に使い切った状態で保管すると、バッテリーは重放電という状態になり、充電された状態を保てなくなる可能性があります。
※重放電=過放電
過放電もバッテリー内部の電極を痛めると言われています。
電池を切らさないようにこまめに充電をしておきましょう。
また、以下のページにて使わなくなったスマホを長期保管する場合は50%ほど充電してから保管し、定期的に充電するように奨められているところから考えると、やはり過放電をしてはいけないと読み取ることができます。
>>> バッテリー – パフォーマンスを最大化する「長期保管する時は、50%充電してから。」 – Apple(日本)
対策
やってはいけないことはわかりましたが、実際どうすれば良いのでしょうか。
「充電中にスマホを使わない」ということについては、意識の問題だと思いますので頑張ってやめてくださいとしか言いようがありません・・・。
これ以外について紹介していきます。
充電が0%になる前に電源を切る
過放電の対策は「こまめに充電をする」ということもありますが、どうしても充電できない時があると思います。
電池がもたないと思ったら、0%になる前に電源を切ってしまいましょう。
どうせ使えなくなるんですから、それが少し早まるだけです。
諦めて電源を切ってしまいましょう。
過充電防止アイテムを使う
過充電対策ができるアイテムは、実は結構売られているんです。
あまり気にしたことがないかもしれませんが、商品を手にとって見てみるときちんと「過充電対策」という記載があったります。
ここでは過充電を防止できるアイテムを紹介します。
【コンセントプラグ】RAVPower 『RP-UC11』
- 各ポート最大2.4Aで急速充電が可能
- 5V/2.4Aでタブレット2台同時充電が可能
- 出力自動判別により接続機器に応じた最適な電流で充電が可能
- 充電保護システムにより過充電・過放電・過熱・ショートを回避可能
- 100〜240V対応なので海外でも使える
過充電対策に良いコンセントプラグになります。
本製品をコンセントに挿して、USBケーブルでスマホを繋ぐことで使えます。
USBポートが2つ付いていますので、スマホとタブレットという感じで2台を同時に充電することもできます。
あと、充電保護システム搭載で過充電だけでなく、過放電・過熱・ショートまで回避してくれます。
充電が完了したまま放置してしまっても、過充電からスマホを守ってくれます。
価格は1,200円前後とお手頃なので、気楽に購入できるのが良いですね。
【USB充電ケーブル(iPhone用)】Prolink 『MP320』
- ケーブル長は1m
- Apple MFI認証済み
- 急速充電&高効率データ転送対応
- LEDライト搭載&優良素材使用
iPhone(Apple製品)用のUSB充電ケーブルになります。
価格は1,400円程度です。
Apple MFi認証済みということで、ほとんどのライトニングポートを持つApple製品で使えます。
ライトニングポートとは、iPhoneの充電器を繋ぐ部分の形状のことです。
Amazonでは以下のように対応機種の記載がありますので、あなたがお使いの機器が対応しているかは確認しておいてください。
MFi認証:Apple MFi認証済みの光るLightningケーブルです。ほとんどすべてのライトニングのポートを持つデバイスに対応、iphone7/Plus/iphone6/6S/6plus/iphone5/5s/5c/iPad Air/iPad mini/iPad 第四世代/iPad Air /iPad Air 2/iPad mini /iPad mini 2/iPad mini3/iPod touch 第五世代/iPod nano 第七世代に適用しています。
ここに記載が無くてもたぶん使えると思います。お問い合わせの上、ご検討ください。
本商品の一番の特徴はLEDライトを搭載していることです。
充電中は赤、充電完了で緑に光ります。
要するに、一目で充電完了がわかります。
充電完了が確認できたら、過充電を防ぐために充電器をすぐに抜いておきましょう。
【USB充電ケーブル(Android用】FosPower 『FOSCBL-2282』
- ケーブル長は0.9m
- 両端両面挿しが可能
- LEDライト搭載
こちらの商品はMicroUSBのコネクタ搭載のUSB充電ケーブルになりますので、Androidスマホに対応しています。
iPhoneをはじめてするApple製品では使えませんので注意してください。
価格は1,000円程度です。
このケーブルは両端のコネクタが両面挿し可能となっています。
つまりケーブルを挿す向きを気にしなくても良いということです。
「挿したいけど挿さらないと思ったら逆向きだった」ということがありません。便利ですね!
あとは、こちらもLEDライトが搭載されています。
通常充電中は赤、急速充電中は青、充電完了は緑、充電完了5分以上経過でグレーとなります。
ですから、充電器を外す目安が一目でわかりますよね。
ちなみに通常充電と急速充電は自動で切り替わります。
接続する機器や充電状態により、どちらの充電をするかは自動判別となりますので、使用者側は気にする必要はありません。
無理せず気楽にやりましょう
いかがだったでしょうか。
ここで紹介したことを全部漏れなくやろうと思ったら、ストレスになってしまうと思います(もちろん出来るならやった方が良いです)
全部を完璧にやろうとせず気付いた時にやるとか、できることを1つだけでもやってみるといった感じで気楽にやってみてはどうでしょうか?
バッテリーが劣化してしまうと、バッテリーを交換してもらうか、新しいスマホに買い替えるかしないといけません。
いずれもお金がかかってしまいますから、節約に繋がることだと思ってバッテリーの扱いに注意してみましょう。
先ほど紹介したようなアイテムを使うことで、ひとまず気にしなくてもバッテリーの過充電を抑えることはできますので、そこから始めてみてもいいかもしれませんね。