読書

【第8回】Page Turnersで紹介された本まとめ

Youtubeチャンネル「TBS CROSS DIG with Bloomberg」の番組の1つにPage Turnersがあります。

毎回、多くの本を紹介されているのでメモがてら記事にしてみようと思った次第です。

本を読みたいけど、何を読もうかと悩んでいるのであれば、ぜひ参考にしてもらえればと思います。

Page Turnersとは

Page Turnersは元朝日新聞(現在はTBSテレビ特任執行役員、および上記チャンネルのチーフコンテンツオフィサー)の竹下隆一郎さんと文芸評論家の三宅香帆さんが、直近の一ヶ月で読んだ本を紹介するという番組です。

紹介される本はもちろん、2人の読書に対する考えや、場合によっては読み方、読書に使う便利アイテムなど、読書家にとって興味深い内容が多いため、いつも楽しみにしております。

本番組は月に1回(大体月初)に公開されています。

次回は8月上旬になると思われるため、待ち遠しく思っております。

紹介された本

今回の番組の中で紹介された本です。

三宅香帆さんは26冊と一ヶ月でよくこんなに読めるものだと感心してしまいます。

竹下隆一郎さんも13冊と三宅香帆さんの半分ではあるものの、それでもかなりの量だと思います。

私は一ヶ月だと読む本にもよりますが3冊くらいかな…。

とりあえずまとめます。

三宅香帆さん

  1. 君のクイズ 小川哲 朝日新聞出版
  2. 「いき」の構造 九鬼周造 岩波書店
  3. サンセット・サンライズ 楡周平 講談社
  4. 痩せたらかわいくなるのにね? 南綾子 双葉社
  5. 南三陸日記 三浦英之 集英社
  6. くまちゃん 角田光代 新潮社
  7. 天国ではなく、どこかよそで レベッカ・ブラウン twililight
  8. 立ち読みの歴史 小林昌樹 早川書房
  9. 町の本屋はいかにしてつぶれてきたか 飯田一史 平凡社
  10. 女性議員は「変な女」なのか 野田聖子 辻本清美 小学館
  11. 男性学入門 周司あきら 光文社
  12. ユダヤ人の歴史 鶴見太郎 中央公論新社
  13. 「東大卒」の研究 本田由紀 筑摩書房
  14. 食の本 ある料理人の読書録 稲田俊輔 集英社
  15. ChatGPTの頭の中 スティーヴン・ウルフラム 早川書房
  16. 晴れ姿の言葉たち 宮田愛萌 渡辺祐真 文藝春秋(ぶんげいしゅんじゅう)
  17. 声の地層 瀬尾夏美 生きのびるブックス
  18. 西洋の敗北 エマニュエル・ドット 文藝春秋
  19. ブレイクショットの軌跡 逢坂冬馬 早川書房
  20. 羽田圭介、家を買う 羽田圭介 集英社
  21. ヤブノナカ 金原ひとみ 文藝春秋
  22. ファンキー中国 井口淳子 山本佳奈子 灯光舎
  23. 人形のアルファベット カミラ・グルドーヴァ 河出書房新社
  24. PLURALITY オードリー・タン E・グレン・ワイル ライツ社
  25. 中央公論 2025年7月号 中央公論新社
  26. モノノメ#2 PLANETS 第二次惑星開発委員会

竹下隆一郎さん

  1. BUTTER 柚木麻子 新潮社
  2. 歴史学はこう考える 松沢裕作 筑摩書房
  3. 誤読と暴走の日本思想 鈴木隆美 光文社
  4. JOHN PRCTOR IS THE VILLANIN Kimberly Belflower DPS
  5. ヤブノナカ 金原ひとみ 文藝春秋
  6. 友達じゃないかもしれない 上坂あゆ美 ひらりさ 中央公論新社
  7. 世界資源エネルギー入門 平田竹尾 東洋経済新報社
  8. 日経キーワード 2025-2026 日経HR編集部 日経HR
  9. 中央公論 2025年7月号 中央公論新社
  10. SHAMELESS BRIAN TYLER COHEN Harper
  11. ATTACK FROM WITHIN Barbara McQuade Seven Stories Press
  12. THE ECHO MACHINE DAVID PAKMAN Beacon Press
  13. Trust the Plan Will Sommer Harper

読みたい本

今回のPageTurnersを見て読みたいと思った本をまとめてみます。

  • ブレイクショットの軌跡
  • ヤブノナカ
  • 中央公論 2025年7月号
  • 誤読と暴走の日本思想
  • 「いき」の構造

ブレイクショットの軌跡 単行本 – 2025/3/12 逢坂 冬馬 (著)

「ブレイクショットの軌跡」は直木賞候補となっていた作品(今年の直木賞はなしだった)

逢坂冬馬氏は「同志少女よ、敵を撃て」の著者で、その逢坂冬馬氏の3作目のようです。

この作品は今ならAmazonオーディブルで聴けるので、3ヶ月の無料期間を利用してジムでのトレーニング中に聞いていたりします。

この記事を書いている現在、まだ全部を聞けていませんが、最初は微妙だなぁと思っていたのですが、徐々に面白い展開になってきました。

オーディブルではなく、やっぱり紙の本でも読んでみたいかなぁと思える作品でした。

YABUNONAKA―ヤブノナカ― 単行本 – 2025/4/10 金原 ひとみ (著)

次に読みたいと思ったのは、2人共がおすすめ、しかも今月ナンバーワンと語っていた金原ひとみ氏の「ヤブノナカ」。

金原ひとみ氏の中の最高傑作と竹下隆一郎さん。

金原ひとみ氏は「蛇にピアス」という有名な作品を書かれた作家のようです。

これも読んでみたいが、まずはヤブノナカ。

MeToo運動の話で出版社が舞台。

元編集長が過去に性加害をしたと告発され、その情報がSNSで広がっていくリアリティのある作品とのこと。

出版界の闇が見え隠れするような作品という紹介に見えましたが…ぜひ読んでみたいと思います。

中央公論 2025年 7月号 雑誌 – 2025/6/10 中央公論新社 (編集)

次は「中央公論 2025年7月号」

2人共が神号だという。

内容は、言論についての特集ということで、SNS時代の政治と言論についてトランプ大統領がSNSを駆使しているが、政治家はSNS以外の論壇でどうあるべきか、また、メディア人間の分析の話、などとのこと。

表紙からしてトランプのシルエットになっていて、個人的には魅力を感じております。

やっぱり個人的には小説よりもこういうのが好きなんですよね。

誤読と暴走の日本思想 西周、福沢諭吉から東浩紀、落合陽一まで (光文社新書 1365) 新書 – 2025/6/18 鈴木 隆美 (著)

次は、誤読と暴走の日本思想。

帯の内容からも、日本は西洋の哲学を取り入れているが、西洋の考えは日本人には実は合わないところがあり、日本人の解釈が混ざり日本独自のものとなっている。

福沢諭吉など日本の様々な思想家の話が出てくるようです。

こういのは面白そうですよね。

「いき」の構造 他二篇 (岩波文庫 青 146-1) 文庫 – 1979/9/17 九鬼 周造 (著)

最後に「いき」の構造。

「いき」は「粋なはからい」の「いき」のこと。

英語にはいきに当たる言葉がなく、日本独自の考え方のよう。

いきとは何かというと、例えば、正しいことを正論として言うのは野暮だが、あえて少しずらすのいきという感じ。

いきをはっきりと言葉で説明をするのは難しいが、何となくその「いき」という感覚を持って生きていると、人生に楽しさを感じさせてくれるような気がする。

これはぜひ読んでみたい。

Amazonをフル活用して書籍代を節約

今回紹介された本はぜひAmazonのほしいものリストに登録しておきたい。

Kindle Unlimitedの対象になれば月額980円で読めてラッキーです。

あとはキャンペーンで大量のポイント還元がある時もあります。

そういう場合にすぐに購入できるようにしておきたい。

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