今年(2022年)のゴールデンウィークは城崎温泉へ遊びに行ってきたので、日記として書いておく。
感想はもちろんサイコーである。
交通・アクセス
(上の地図は城崎温泉駅が目的地です)
大阪市内からだと中国道から舞鶴若狭自動車道へ入り北上。但馬空港ICで降りて下道で豊岡市街を抜けてさらに北上すると到着。昔は車だと下道で山を超えて随分苦労していた印象ですが、最近は楽になったものです。
時間は大阪市内から休憩を挟んで車で3時間ほどでした。直線距離ではそんなに遠くないんですけど、城崎はやっぱりかかりますね〜。
出発地が大阪市内と言っても場所によって違うと思うので2時間半〜3時間(休憩なし)は見ておいた方が良いでしょう。
城崎温泉の町並み
朝から出発してお昼頃には着いていたのですけど、天気が良い日でよかった。ゴールデンウィークとはいっても最後の週末だったせいか混雑は全くなかった。温泉街はお昼よりも夜の方が活気があって、一部夜しか開いていないお店なんかもありました。
例えばゲームセンターや射的ゲーム屋など。
昔ながらのゲームセンター。お昼は閉まっていたと思う。夜温泉に浸かった帰りに立ち寄ってみました。
温泉といえば卓球。10分だか15分だかの単位でプレイできる。値段は400円くらいだったと思う。うちのちびちゃん(小学校1年生)が割としっかりとレシーブしてくるのには驚いたし成長を感じた(笑)ちなみにおじさんは10分程度のプレイで充分満足であった(意外と疲れる)
小川直也の体力測定ゲーム(笑)何やら握力と背筋力を測定できるよう。やってはないけど珍しいかったのと、このレトロさはさすが温泉街という味のある風景だったのでつい写真を撮ってしまった。友人やカップルで訪れていれば盛り上がるかもしれません。
城崎温泉にはいくつかの足湯スポットがある。基本的には外湯(温泉)に併設されているよう。上の写真は城崎温泉駅からすぐ近くにあるさとの湯の足湯。ここの足湯の水温はちょうど良い加減。
足湯はいくつかあるのですが、場所によっては熱過ぎてとても足を入れられたものではないところもあった。はっきりと覚えているのは一の湯の足湯。火傷するんじゃないかと思うくらいの熱湯であった(笑)
旅館「つたや」
今回お世話になった旅館「つたや」。
部屋食できる宿を探していたところ、つたやさんに辿り着いた。部屋食ということだけであれば他にもあるんでしょうけど、桂小五郎ゆかりの宿というところが個人的には決め手になった。
以前、少しだけ「竜馬がゆく」を読んでいたので、桂小五郎と聞くと何となく興味が湧いたのである。
率直な感想としては、旅館のスタッフさんは優しく丁寧な対応をされている印象で気持ちが良く宿泊させてもらえたと思ってます。旅館のおじさんが歴史好きでいろんな話を聞かせてくれる。旅館の方はみんな親切で気持ちよく宿泊できたと思う。
部屋
今回は桂小五郎が幕末に身を潜めていた部屋「桂の間」に宿泊させてもらいました。
間取りはこんな感じ。結構広い。
古い部屋ではあるけども清潔感はあって、トイレもウォシュレット付きでした。
部屋には桂小五郎や司馬遼太郎の何かがある。何かはよくわからない。勉強が足りない。
ロビーにも歴史ある品々が。蛤御門(禁門)の変後の瓦版だけはわかったけどそれ以外はわかりません。旅館のおじさんが言うには桂小五郎が坂本竜馬に送るつもりで書いた手紙?もあった。結局送っておらずこの旅館に遺品として残っているらしい。
食事
夕食は部屋食、朝食は食事場でのコースを選択。どちらも程良い量。
1日目の夕食は部屋にて。
温泉の後の部屋食、そしてビールがサイコーである。飲み物類は部屋に備え付けの冷蔵庫から勝手に取って飲み、最後に宿泊料と合わせて精算するスタイル。
スタッフに注文するものもあって一杯目は生中を注文。2杯目からは部屋の瓶ビール。
そういえば最近は娘がお酒を注いでくれるようになって本当に可愛いです。成人したら一緒に飲みに行こうな。
料理は湯の町会席コース。但馬牛のしゃぶしゃぶがメイン。美味しく頂きました。
私は好き嫌いがなく何でも美味しく感じるので、いつもこんな感想しかないです…。
2日目の朝食。
旅館の食事って量が多い印象だったけど、意外とさらっと食べてしまった。しかもご飯を3杯もおかわりして。
外湯めぐりパスポート付き
宿泊すると、外湯めぐりパスポートがもらえます。
外湯めぐりパスポートを持っていれば、無料で外湯に入られるめっちゃ嬉しいサービスです。
浴衣無料サービス(女性限定)
女性は色浴衣を無料で借りられます。ロビー横の部屋に浴衣が並べられているのでお好みのものを選べます。
ちなみに女の子(子供)も自由に選ぶことこそできませんが借りられます。スタッフさんがお好みの色を聞いてくれたので色くらいは選べそう。
なお、男性には部屋に備え付けの浴衣があります。それを着て外を歩いても全然大丈夫。
温泉といえば浴衣だと思いますが、無料で借りられるので安心です。
温泉・外湯
筆者が実際に入った温泉や見かけた温泉をご紹介。
城崎温泉街自体がそれほど広いものではないので、どこの宿に泊ったとしても、どの温泉も歩いて行ける範囲だと思います。
あとどの温泉にも共通して言えるのは夕方〜夜にかけては混雑するということ。とは言っても順番待ちで入れないなんてことはたぶんないのでご安心を。
ちなみに「ゆめぱ」という混雑状況を見られるページがあるので参考にするのも良いでしょう。
ゆめぱ:https://kinosaki-onsen.net/congestion/
御所の湯
御所の湯の名前の由来は、文永四年(1267年)に後堀河天皇の御姉安嘉門院が入湯されたことらしい。
実際に入ってみた感想は熱い!お湯が熱い!家族全員の感想でもあります。
中は結構広くてお湯も何種類かありました。筆者は貧乏性のため一応全部のお湯に浸かりましたがとにかく熱い!でも温泉街の雰囲気もあって気持ちが良い。
営業時間 | 7:00〜23:00 |
---|---|
定休日 | 木曜日 |
料金 | 大人700円、小人350円(3歳〜小学生) |
鴻の湯
鴻の湯は城崎の外湯の中で最も古くからある温泉らしいですよ。
コウノトリが傷を癒やしたことで発見された温泉であることから鴻の湯と名付けられたそうな。
温泉の敷地面積は割と小さいですが、朝一に行くと人がそれほど多くないのでおすすめ。私は朝食前に入りに行ってきた。
営業時間 | 7:00〜23:00 |
---|---|
定休日 | 火曜日 |
料金 | 大人700円、小人350円(3歳〜小学生) |
一の湯
もとは新湯と呼ばれたいたが、江戸時代の名医“香川修徳”が書いた「一本堂薬選」で天下一の湯と賞賛されたことで「一の湯」と呼ばれるようになったそう。
残念ながら筆者は通りかかっただけで入っておりません。記念の写真だけ。
次回のお楽しみ。
営業時間 | 7:00〜23:00 |
---|---|
定休日 | 水曜日 |
料金 | 大人700円、小人350円(3歳〜小学生) |
城崎温泉にはその他にも以下のような外湯があります。
- さとの湯
- 地蔵湯
- 柳湯
- まんだら湯
グルメ
お食事処「山よし」
城崎についたらちょうどお昼時だったということで、お食事処「山よし」さんで昼食。
せっかくの旅行ということで思い切ってイクラ丼の定食と蟹寿司、そして昼間からビールを頂きました。
イクラ丼はどんぶりというには小ぶりで少し大きめの茶碗っていう感じのボリューム。一瞬物足りないと思いましたが、このあとの食べ歩きのことを考えるとちょうど良いボリュームだったと思う。
蟹寿司は下にカニせんが敷かれていたけど食べ方はよくわからなかった。もしやお寿司と一緒に食べるものなのか…。
値段はどんぶりと麺類のセットで概ね1,000〜2,000円くらい。
ところで城崎って海鮮も名物なんですかね。あちこちに海鮮もののお店が並んでおりました。
円山菓寮
家族はプリンを買っていたけど、筆者は太ることを気にして食べないようにしていた・・・が、ここまで来てそんなことを気にしていてはせっかくの旅行を楽しめない・・・というより食べたくて仕方がなくなったので食べてしまいました。筆者が食べたのはアイスチーズタルト(上の写真)
外はタルトで中に凍ったチーズ(食感はアイスのような感じ)が入っている。サイズは小ぶりだけども食べ歩きでいろいろなものを食べるのならちょうど良いくらいだと思う。
但馬牛まん
感想は…普通の肉まん。こういうのは雰囲気を楽しむものです。
その辺をぶらぶら歩いていたら結構売ってます。
但馬蟹まん
但馬牛まんと違って独特の味・・・だったと思う。
名前の通りですが蟹の味がします。ただし美味しさについては想像通りという感じ。
但馬牛まんと同様、その辺を歩いていればすぐに見かけると思います。
城崎温泉足湯カフェ「お芋とカヌレ」
写真はありませんが足湯に浸かりながらスイーツが食べられる。
「お芋とカヌレ」は城崎温泉だけでなく大阪の心斎橋や百舌鳥にもあるそう。
店内に足湯があるのは城崎温泉店ならではだと思うけども、とりあえずスイーツを食べてみたいのであれば心斎橋店や百舌鳥店に行ってみると良いかも。
写真ではわかりにくいがスイーツはボリューム満点。お芋の味は控えめでバニラアイスが強いので合間合間にお芋で口を落ち着かせながら楽しむと良さそうである。
おまけ:西紀SA「舞鶴天そば」「踊りたこ焼き」
帰りの道中で舞鶴若狭自動車道の西紀サービスエリアで舞鶴天そばを食べました。最終日は温泉街で胃に重たいものばかりを食べ歩きしていたので、さっぱりしたものが食べたいなと。
そう言いながらも食べだすと調子が出てきて、物足りなかったので篠山コロッケも食べました。やっぱり美味しいものを食べるっていうのは何よりの幸せである。
順番は前後するけども、初日の道中でも西紀サービスエリアには立ち寄っていて、その時は踊りたこ焼きというたこ焼きの中に小さなタコが1匹まるごと入っているものを食べたりもしていた。
お土産
土産には興味がない私ですが、城崎の風情ある町並みに触発されまして「城崎物語」という本を購入。実はこの書籍、今回宿泊させて頂いた部屋にも置かれていて、少しだけ読んでいたんだけども、これが結構面白かったので家でじっくり読みたいと思って買ってしまいました。
城崎物語を購入したのは「短編喫茶Un」。
店内はかなりオシャレ。
ドリンクを購入して、店内に並べられている本を好きなだけ読むことが出来る。
書籍だけでなく雑貨も売られているので土産探しで立ち寄っても良さそう。
まとめ
今回、ゴールデンウィークと言いつつも最後の週末の二日間で行ってきた。一泊二日で終わったらすぐに仕事だとしんどいかなとも思ったけど、温泉でゆっくりと疲れを癒せたので、何気ない週末に行ってみるのもありかななんて思いましたね。
あと一泊二日では全てを回りきれないボリュームではあるけど、言っても温泉ばっかりになるので3日も4日も温泉ばっかりっていうのもアレなんで、一泊二日くらいにして癒やされたい時に何度も足を運ぶのが良いのかなぁという感じでした。
自分土産で買った城崎物語を読んだり、幕末の歴史について勉強をしてから訪れるとより面白さが増して良いかと思います。
次は冬に来て蟹でも食べたい。