仕事

【インバスケット体験談2】本番当日の様子(焦りや緊張など体験した感想)

課長への昇格試験で実施したインバスケットの体験談。

本記事では本番当日に感じたことを書いていく。

総評や事前準備に関することは以下の記事にて。

【インバスケット体験談1】インバスケットの内容とやっておけばよかったと思った対策 課長への昇進試験で実施したインバスケットについて、備忘録的に覚えていることを書いてみようと思う。 まず、インバスケットは意思決定、...

当日のスケジュール

当日のスケジュールは以下の通り(記憶が曖昧)

  • グループ討議 50分
  • 意思決定 150分(うち部下面談演習20分)
  • 方針立案 60分

体験談

グループ討議

まずはグループ討議から。時間は50分でテーマは自分の部下を推薦するというもの。メンバー全員に部下の情報(もちろん全員内容は違う)が渡され、自分の部下がどんな部下なのか、そこからどこに強みがあるのか、などを把握しながら、ぜひ自分の部下を採用してほしい!というアピールをしていく。

本番では筆者は書記を務めた。書記をすることで発言量が自ずと増え、普段控えめな筆者もそれなりに発言できたと思っている。また、筆者が得意とする(と思っている)論理的思考はしっかりとアピールできたと思っているので悪くないスタートをきれたと考える。

ちなみにグループ討議でやってはいけないことは、他メンバーよりもアピールポイントがなかったとしても必ずアピールをすること。グループ討議で目指すことは部下の採用ではなく自身のアピール力、討議力を見せることである。「他メンバーの部下を採用する方が会社として良いのではないか…」と思うと身を引いた方が良い判断が出来ているというアピールになるのではないかと考えがちだが、それをすると評価が下がると思われる。

意思決定

続いて意思決定。本番は150分15案件と思ったよりやさしめな印象であった(意思決定中に部下面談演習が20分あるので実質130分)

事前準備では90分20案件の過去問を練習しており、コツを理解しつつ時間内に20案件こなせるかどうか、という感じであったのでイケると思った…が、そうあまくはなかった。

過去問の練習時と何が違ったかというと、本番は自分が置かれている状況の情報量が膨大であった。一通りざっと見てみたが、情報量の多さに焦りが出て結局何も頭に入ってこず無駄な時間だったと思う。

焦りが出たせいか優先順位の付け方も頭から飛んだ…。例えばクレーム案件は優先順位は高くすべきだが、若干後回しにしてしまったという感じ。

試験官から事前にあった説明から推測するに、受講者全員の意思決定の様子は見られているように思える。つまりどの案件から手を付けているのか(優先順位の付け方)を見られているということ。そうでなくてもログで残るのかもしれないけど…。

結果、130分もあったにも関わらず15案件中13案件ほどしか着手できなかったと思う。しかも対応した各案件の中身は満足のいくものではなかった。練習量が足りなかったと考える。

部下面談演習

意思決定で四苦八苦しているところに部下面談演習が乱入してくるスタイル。乱入と言っても事前に概ねの時間を教えてもらえる。

時間は20分で内容は会社の方針に否定的な部下を説得するというもの。事前に「インバスケット演習と面接演習の実践」という書籍を読んで学んだことや練習で得たことを発揮できたと思っている。

基本的には聞き役に徹して部下に話をしてもらう。発言の割合は「自分:部下=2:8」という感じ。あと筆者は焦ると早口になりがちなので、ゆっくり話すことを心がけた。

部下役の様子は人によって違うが、基本的には意地の悪い部下を演じる人が多いらしい。筆者の場合は運良く?優しめの人だった模様。

心がけたことは、とにかく部下を否定しないこと。部下の言い分は受け入れること。会社の方針が決まっているからといってそれ以外のことをやってはいけないわけではない、という考えを前提として持っておくことで、部下の言い分に同意をしつつ別の側面から見たときに会社の方針のような考えもあるということや、どちらも正しいということを伝えるようにした。

最後は首をかしげられながらもとりあえず納得したという言葉を出してもらえたので悪くはない結果だと思われる。ちなみに他のメンバーからは部下役が話すらしてくれない、会話にならなかったという感想も聞いている。それはさすがに酷い(笑)

方針立案

上記3つの演習を踏まえて事業拡大に向けた方針を立案する。時間は60分。

意思決定中に方針立案のことも考えておくのが理想と思われるが、筆者の場合は意思決定自体に四苦八苦していたので、それどころではなかった。

立案内容としては、ありがちだと思われるITを活用したサービス提供を提案。効果などを定量的に表現することもできず、内容も薄っぺらいものだったのではないかという不安しかない。ここの評価はきっと悪いに違いないと考えている。

対策として必要に感じたのは日々の情報収集だと思われるので、インバスケットを受けると決まってから手を打っているようでは遅い気がするが、とにかく時事ネタをかき集めて世の中の流れを理解する努力をするべきと考えている。

自己評価

◯:グループ討議
△:意思決定
◯:部下面談演習
✕:方針立案

正解がないだけに完全なる自己評価でしかないが、自分で感じた手応えとしてはこんな感じに。

自分を慰めるわけではないけど、一部のメンバーは優秀だとしても、ほとんどのメンバーは似たようなレベルだろうと思い、深く考えないことにしている…。

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