先日(2019年9月)のAmazonタイムセールでFire 7 タブレット 2019がなんと3,980円で販売されていたので思い切って買ってみました。
Fire7を購入した主な理由は以下の通り。
- イラストや写真入りのKindle本を快適に読みたかった
- 持ち運びにちょうど良いサイズ感
- 安価
正直、Kindle本を快適に読めればよかっただけで、Fire7には多くを求めてはいなかったのですが、それなりに満足しています。
さて、実際にFire7を使ってみた感想や如何に。
Fire7 2019のスペック
まずは、Fire7のスペックをまとめます。
価格 | 16GB:5,980円 32GB:7,980円 |
---|---|
ディスプレイ | 7インチ |
解像度 | 1024×600(171ppi) |
OS | Fire OS |
プロセッサ | クアッドコア1.3GHz 1GB RAM |
オーディオ | モノラルスピーカー マイク |
Alexa搭載 | Alexa搭載。ハンズフリーモード対応。 Showモード非対応。 |
ストレージ | 16GB/32GB |
microSD カードスロット |
あり。512GBまで対応 |
カメラ | 2メガピクセルフロントカメラ +2メガピクセルリアカメラ +720HDビデオレコーディング |
Wifi | デュアルバンド a/b/g/n |
バッテリー | 最大7時間 |
サイズ | 192 x 115 x 9.6mm |
重量 | 286g |
保証 | 90日間限定保証付き※通常の使用において発生した破損・故障に限る |
保護カバー | 別売 |
Fire7にはストレージのサイズが16GBのものと32GBのものと2種類あります。
ストレージは必要に応じてmicroSDカードで増設すれば良いという考えから、私は16GBの方を購入しました。
また、Fireタブレットには他にディスプレイサイズが8インチと10インチのものがありますが、私の場合は外出時に使いたかったので一番小さい7インチで充分と考えました。
大きい端末は外出時に嵩張るし重たくなるしで「それならMacBookで良いやん」という考えです。
Fire7 2019の使い勝手について
数週間ほど実際にFire7を使ってみた感想を書いていきます。
感想はKindleと比較してどうか、iPadなどのタブレットと比較してどうか、といった観点で書かせてもらっています。
その他「こういうところどうなの?」っていう疑問があればコメントを頂ければ確認して追記しますよ!
[Good]持ち出しに程良いサイズ感
外に持って行きたい、つまり鞄に入れて持ち歩きたい、ということであれば7インチで不満はありません。
実際に手で持ってみるとこんな感じ↓
片手で持つと289gは意外と重いかもしれません。上の画像の持ち方だと長時間持っていたら手がぷるぷるしてきます(笑)まぁ持ち方が悪いというのもあるのですが。
もちろんFire7の方がやや大きいのですが、鞄の中で嵩張りを感じるかというと微々たるものです。不満を感じる大きさではありません。Kindle(6インチ)と比べてディスプレイが大きい(Fire7は7インチ)ので「こんなもんでしょ」という感じです。
でもこれよりもサイズが大きいFire8やFire10になるとちょっと持ち運びはしんどいかもしれません。
ちなみに持ち運びが快適かどうかは普段の鞄の中に入れる荷物の量によります。ここでの感想は仕事用の鞄に入れることを想定していますが、私の場合はいつも荷物が多いので7インチくらいがちょうど良いと思っています。
[Good]イラストや写真付きの電子書籍が読みやすい
Fire7を購入する一番の理由であった「イラストや写真付きの電子書籍を快適に読みたい」というところに関して。
これに関しては期待通りだったので満足です。
上の画像は同じページをKindle(左)とFire7(右)で表示させたもので、ちょっとわかり辛いかもしれませんが、Kindleだと文字が潰れるし小さ過ぎて読み辛く、Fire7は文字が割にキレイに表示されていて読みやすい。
また、仮にFire7でも文字が小さくて読みづらいことがあったとしても、Fire7は拡大の操作感がスマホや通常のタブレットと同等なのでかなり使いやすいです。
逆にKindleの場合は拡大すると一回読み込むので時間がかかるし、しかも拡大しても文字がぼやけているので快適さには欠けると思います。
Fire7では雑誌のようなイラストや写真付きの電子書籍が快適に読めます。
[Good]ストアで電子書籍の検索とダウンロードが快適
Kindleと比べてFire7の場合、電子書籍のダウンロードがすごく快適です。
Kindleはスペックが低いのでAmazonのページを1つ開くだけでも凄いストレスを感じるのですが、Fire7は一応タブレットですのでそれなりのスペックです。YouTubeを難なく見られるくらいのスペックはありますから、ネットのページを開くことくらいわけはありません。
Kindleを使う場合は、スマホやパソコンで読みたい書籍を探してダウンロードしてからKindleでリンクさせるという面倒なことをやっていましたが、Fire7ではそれが直接できるので快適です。
どういう時に快適さを感じるか例をあげると、漫画を読む時にすごく便利で1冊読み終わると次の巻を読みたくなりますよね。そういう時にFire7だとそのまますぐに次の巻をダウンロードできるのですごく快適ですよ。
[Good]7インチでも動画が快適
Fire7はディスプレイが7インチと、Fireタブレットの中で一番小さいモデルですが、YouTubeやVODなどの動画が充分に満足に楽しめます。
他の効果なタブレットと比べるともちろん満足度は劣ると思いますが、タブレットを持っておらず今までスマホで動画を見ていた人であれば満足できるでしょう。
私なんてタブレットは持っておらずスマホはiPhoneSE(4インチ)ですから、7インチでどこでも動画が見られるのは大満足です。
[Bad]普通のタブレットと比べて癖があるし使えるアプリが少ない
Fire7はiPadや普通のAndroidタブレットと違い出来ることが限られています。
OSはiOSやAndroidとは違って「Fire OS」というAmazon独自のOSになっています。
ブラウザはサファリやGoogle chromeとは違って、「Silk」というブラウザでこちらもAmazon独自のものになっています。
また先程YouTubeが快適と言いましたが、YouTubeは見慣れたアイコンではありません。「YouTube.com」という見慣れないアイコンになります(たしかデフォルトで入っていなかったような気がします…)
アプリのダウンロードも普通はiPhoneであればAppStore、AndroidであればGooglePlayですが、Fire OSでは「アプリストア」というこちらもAmazon独自の見慣れないものになります。しかも選べるアプリがiPhoneやAndroidよりもかなり少なく、スマホでいつも使っているアプリがFire7では使えない可能性があります。
Fire7ではいつも使っているアプリが使えない、使えても使い勝手がちょっと違う、といった感じでiPadやAndroidタブレットを基準にしてしまうと、かなり癖のあるタブレットということになります。
[Other]Fire7 2019からAlexaが搭載されている
Fire7 2019からAlexa(iOSのSiriのようなもの)が搭載されたようですが、私には使い所がわかりません…。
AlexaはFire7に話しかけることによって、Fire7がこちらの要望に応えてくれるものなのですが、一人暮らしならともかく家族と一緒に住んでいる人はタブレットに話しかけるとか出来ないですよね。出来たところで何が便利なのかもよくわかりません。
良いとか悪いという話ではなく、Fire7 2019からAlexaが搭載されたという事実をここでは紹介しておきます。
使いこなせるかどうかはあなた次第!
[Other]バッテリー容量はまずまず
バッテリー容量についてですが、Kindleでは優に1週間は電池が持ちますが、Fire7は上のスペックの通り7時間程です。
私も実際に数時間ぶっ通しでYouTubeを見たことがありますが、スペックの通り7時間で間違い無さそうです。
Fire7の使用頻度は日によってムラがありますので、一概には言えませんが、大体2日に1度は充電をしないとちょっと不安かな。
Fire7 2019を使う為に準備しておきたいこと
Fire7を実際に使ってみて必要と感じた準備を紹介してみたいと思います。
純正ケース
Fire7を使うなら純正ケースの利用をおすすめします。
純正ケースを使うことで以下のメリットがあります。
- スタンドとして使える(縦横どちらでも!)
- マグネット式でディスプレイをしっかり保護
- カバーの開閉だけで自動的にスリープ&解除が出来る
これについてはKindleでも同じでしたが、私自身Kindleでこの便利さを充分に実感しています。
もはやこれらの機能は外せません。
Fire7とセットで購入することをおすすめしておきます。
反射防止対応 液晶保護フィルム
電車の中で動画を見るとかなり反射が強く、映画の薄暗いシーンなど全くと言っていい程見えなくなります。
ディスプレイの保護という意味でも液晶保護フィルムは貼っておいた方が良いかもしれませんね。
参考までに反射防止対応の液晶保護フィルムのリンクを以下に載せておきます。
ワイヤレスイヤホン
電車などの移動中に動画や音楽を聴く場合はイヤホンが必須です。
しかし、有線のイヤホンだと装着と収納が面倒くさ過ぎます。私は鞄に収納する時はコードをくくってコンパクトにするのですが、使う時はそれをほどかないといけない、しかもほつれてしまうので面倒くさい。使い終わって鞄の収納する時はFire7からコードを抜いてくくるという手間が発生しますが、それも面倒くさい。
ワイヤレスイヤホンであればこの不満が解決できます。
ヨドバシカメラなどの店舗に行くとワイヤレスイヤホンは高価なものしか取り扱っていないように思えますが、Amazonなら3,000円くらいから販売されています。
ロック画面の広告を消す
購入前に気にすることではありませんが、デフォルトではロック画面を表示させた時に広告が画面いっぱいに表示されます。ロックを解除して使いたいという時に間違えて広告をタップしてしまうとストレスになりますよね。
このロック画面の広告は非表示にすることが出来るので、購入した際はぜひ真っ先に設定しておきましょう。
Fire7 2019のロック画面で広告を非表示にする手順は以下の通りです。
- 「設定」画面を開く
- 「アプリと通知」を選択
- 「Amazonアプリの設定」を選択
- 「広告」を選択
- 「ロック画面の広告」をオフにします。
これでロック画面がスッキリします。
Fire7 2019のレビューまとめ
Fire7の特徴と実際に私が使ってみた感想を書いてみました。
本記事をまとめます。
- とにかく安い
- ストレージは16GBで良い。必要に応じてmicroSDカードで増設すればオッケー
- 外に持ち出すなら7インチが良いサイズ感
- 写真やイラストが多いKindle本が快適に読める
- Amazonの電子書籍のダウンロードが快適
- Amazon独自の要素が強く癖がある
- Alexaが搭載されている
- バッテリーの持ちはまずまず
- 純正ケースがおすすめ
- 反射対応保護フィルムは必要
- ワイヤレスイヤホンが便利
- ロック画面の広告は消せる
私の場合は、写真やイラストが多いKindle本を快適に読めさえすれば良いとのことだったので、安価なFire7を選びました。そしてそれなりに満足しています。
Fire7は多くを求めなければ満足できる端末だと思います。
iPadやAndroidタブレットと同等のことが出来るとは思わない方が良いでしょう。
Fire7は「Amazonのサービスを快適に利用する為のタブレット」と考えるとわかりやすいかもしれません。
あとKindleかFire7かで悩んでいる人は、文字だけの書籍を読むならKindleが良いと思いますが、そうでなければ(漫画や雑誌なども読みたい)Fire7をおすすめします。画面の鮮やかさや操作性はFire7の圧勝です。
KindleはKindleで良いんですけどね。
- 文字だけの書籍しか読まない → Kindle
- そうでなければ → Fire7