仕事をしていて、後ろめたい気持ちになる時ってありません?
僕は、後ろめたい気持ちだらけです。
サラリーマンの方であれば、実はみんなこんなことがあるんじゃないかなぁと思います。
人は僕のことを仕事のできない人間だと思っているんじゃないだろうか、嫌な仕事はやろうとしない、さぼってばかりいるとか思っているんじゃないだろうかと思うことがあります。
しかし、僕はこんなことを思って自分の気持ちを落とすようなことはやめようとここ数年で考えるようになりました。
なぜなら、自分が思っているほど他人は気にしていないと思うようになったからです。
僕の体験談を交えて書いてみようと思います。
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恥ずかしいと思った時
僕が一番落ち込むのは、恥ずかしいことをしてしまった時です。
例えばよくあるのは、些細なことではありますが、資料などを読み上げる際に漢字の読み間違いをした時です。
これってすごく恥ずかしいんですよね…。
昔の失敗を今でもずっと覚えています。ふとその時のことを思い出し、改めてへこんだりしてます。
ユーザー先での報告会議で昔やらかしました。あまりにも無知な自分にほんとに情けなくなったのを覚えています。
この気持ちの整理については、残念ながら強引な方法になりますが、時間が必ず解決してくれると考えるようになりました。
実際、その会議に出席されていた人達とは、今となってはあまりお付き合いもなくなりました。今、僕とお付き合い頂いている人達は、そんな恥ずかしい過去を知る余地もありません。もはや気にする必要はないでしょう。
逆に、恥ずかしいことをしている人を僕から見た印象ですが、特に何も思っていません。ただの笑い話程度だと思っています。
むしろ悪い印象を持つどころか、その人のその後に仕事っぷりを見ていると、あんな恥ずかしいことをしていた人とは思えないほどに、見違えったと感じる人もいます。
実際に僕の後輩の話ですが、すごくおっちょこちょいな後輩がいました。当時は難しいことはあまりさせない方がいいかもなぁと思っていたのですが、それがほんの2~3年の年月を経て、久しぶりに一緒に仕事をしていると、しっかりとした物言いで頼りになる後輩になっていました。
結局のところ、恥ずかしいミスをしたからといって、他人はその瞬間ですらあまり気にしていないし、時間が経てば経つほど記憶からなくなっていく。
また、その後の頑張り次第で、恥ずかしいイメージどころか好印象すら普通に持ってもらえるということでしょう。
恥ずかしいことをしてしまっても気にせずに、普通に頑張っていけばいいだけだと思います。
苦手な仕事から逃げてしまった時
これも誰しもあることじゃないかなと思います。僕の周りの人たちを見ていてもそう感じる時があるので、僕だけではないはずです。
「誰しもある」がポイントだと思っています。
何でもできる人なんて、そういるもんじゃありません。
人には苦手なことがあるけど、得意なことだってあるはずです。これだったら人並以上にやる自信があるというものが、誰しも必ずあると思います。
それが「個性」ということだと思います。
ということで、苦手なものがあること自体は恥ずかしいことではないと思います。
後ろめたくなる時は、それから逃げた時だと思います。
自分に求められた仕事をきちんと誰かにお願いするわけでもなく、誰かが救いの手を差し伸べてくれるのをずっと待っている。気付いた時には誰かが終わらせてくれていた。そうなった時に、後ろめたい、不甲斐ない気持ちになりません?
それをなくすためには、きっちり他人に仕事をお願いする、もしくは教えてもらうということで解決すると思います。
たったこれだけのことができない人はたくさんいます。なぜなら、お願い事をすると嫌そうな対応をされそうな気でいるからです。嫌そうな反応をされると少なからず傷つくものですよね。
でも、嫌そうな反応をされたからといってへこむ必要はないと思っています。
お願いする勇気がない方が情けないんです。
苦手なことがあるのは当たり前、できないことは他人にお願いしなければいけない、他人からお願いされた時は助けてあげなければいけない。
ただこれだけのことと、考えるようにしました。
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仕事が早く終わったから出先から直帰した時
ここでいう早くとは、定時になっていないという意味です。定時後であればそもそも後ろめたく思う理由がありません。
これに関しては、賛否両論あるかと思いますが、僕は気にすることは無いと思っています。
とはいえ、やりたい放題やっていいというつもりはありません。
仕事の期限を守らないなど、やるべきことをやっていないのではダメですよね。
実は、こうできるようにするには、いろんなことでできなければいけないと思っています。
例えば、やるべきことがあっても、きちんと期限の確認や調整ができていれば問題ないと思います。
また、最近ではどこの企業でも、サービス残業はNG(会社を守る為)、だからといって残業はしないでほしい(費用削減の為)、つまり効率よく仕事をして早く帰りなさいという風潮だと思います。(電通のニュースは例外ですが…。)
したがって、会社(上司)としては、早退きは大歓迎なわけです。
ただし、繰り返しますが、やるべきことはやらないといけません。
補足をすると、今の時代、会社(上司)も社員(部下)にやるべきことをやらせるのと、早く退社させることのバランスが崩壊しつつあるように感じてなりません。
「やるべきこと」とは何かについては、自分で考えなければいけないと僕は思います。
これは、人に指示されてやっても面白くないし、自分で決めたことをしっかりやれば納得もできるし、という意味でも重要だと思います。
自分でやるべきことを考え、それができていると思えるなら早く帰るのは悪いことではないと僕は思います。自分を追い詰めるほど他人に気遣う必要はないと思います。
職場の人達との向き合い方
サラリーマンの一番つらいことは、人間関係だと僕は常々思っています。
どんなに難しい仕事であっても、仕事を共にする人達が一緒にいて心地の良い人達だとしたら。何も辛いことはなく、むしろ難しいことに取り組むことが楽しくすらなるんじゃないかなと思います。
そうなるためには、他人のミスを笑うことをせず、困っている人がいれば一緒に考える姿勢が必要だと思います。
こういった他人への思いやりの掛け合いをみんなができたとしたら、仕事へのストレスはほぼ皆無になるんじゃないかと思います。
他人を気遣ってばかりで、他人は自分を気遣ってくれないのではないかという気持ちになりそうですが、仕事が上手くいく人達は、必ずといっていいほど、まずは自分から動く、何かを提供すると言います。(どんなビジネス書にもそんなことが書かれています)
先に他人から与えてもらわないと気が済まないと思っていると、その気持ちがきっと表面化して、他人にケチな人間と思われることになると思います。成功者の言葉を信じて、他人から何かを与えられていると感じれなくても、自分は他人への気遣いをし続けないといけないのではないでしょうか。(限度はありますけど)
結びに
要するに、普通に頑張っていれば、恥ずかしいとか後ろめたいなんて思う必要はないんじゃないでしょうか。
だって頑張っている人がミスをして、格好悪いと思うでしょうか?
僕は頑張ってチャレンジした結果ミスをする人より、チャレンジをしないからミスもないという人の方が格好悪いと思っています。
人として恥ずかしいのはミスをすることではなく、頑張らないことだと思います。
なので頑張ってさえいれば、自分では恥ずかしいことをしたと思っていても、他人は自分に対して何とも思っていないんじゃないでしょうか。