読書・書評

「いい人」をやめれば人生がうまくいく 午堂登紀雄

 

 

おすすめ度 :★★
読みやすさ :★★★

 

目次

第1章 人間関係
第2章 対話
第3章 常識
第4章 お金
第5章 恋愛
第6章 再生産

 

自分の人生について、日々悩んでいることはこれまでも書いていると思います。

その中でも仕事のことがすごく大きい。さらに掘り下げると、仕事における人間関係について悩んでいます。仕事は持ちつ持たれつだと思っていますが、これに関しどうしても納得ができないことがあります。それは、自分はどれだけ人のサポートをするべきかということ。端的に言うと、こちらの要望を受け入れてくれない人にはサポートしたくありません。利用されている感があって不快だし、頑張っただけのリターンが期待できないからです。

僕が持っている人脈はすごく小さいと思っています。そうすると人のお願いは人脈を広げるチャンスだと思うのですが、話を聞いているとどうもやりたくないことをこちらに押し付けてきているだけに聞こえて仕方がない。そう聞こえることが多いので場合によっては断ったりもします。本当はそう思える依頼はすべて断りたいけど、断り過ぎると逆にこちらの依頼を聞いてもらえなくなると思っています。

こういった考えがある中、午堂登紀雄さんの”「いい人」をやめれば人生はうまくいく”という本に目が止まったので読んでみました。

このタイトルからの印象は、切り捨ててもいい人付き合いがあるというようなことが書かれているのではないかというものでした。付き合うメリットを感じない人からの依頼を断る理由を見つけれるのではないかと思ったわけです。人の依頼を断る時は必ずといっていいほど、なんとも言えない気持ちになります。本当に断ってよかったんだろうか、その人は困っていないだろうか、など。

レビュー

いい人をやめるという表現ですが、読んだ印象では「人付き合いは無いなら無いで悪いことはない」と言っているようでした。無くても困らない付き合いなら、いい顔して付き合わなくていいんだよといった感じです。

僕はサラリーマンですので、自分の仕事をしようにも僕の身体1つでは足りません。1人でできる仕事ばかりを選べればいいのですが、どうしても人手が必要な拒否できない仕事があります。不利益な仕事は断りたいのですが、上に書いた話の通り断ることで人手が必要な時に人をあてがえないのでは仕事になりません。

ただこの本を読むことで、断ってもいいんだ、もう少し自分を中心に考えてもいいんだと思えます。この手の正解はどこを探しても見つからないと思いますが、少なくとも同じことを考え、受け入れなくても良い人間関係は切ることで成功を収めている人がいるという事実を知ることは、僕にとって何よりも希望になります。

この本には仕事だけでなく、近所付き合いやPTAなどその他コミュニティでの話も出てきますので、人間関係に疲れた人は一読してみるといいかもしれません。

以前から思っていたことが自分だけじゃなかったと思えることが書かれていた

以前から個人的に思っていたことがこの本には書かれていました。自分と同じことを思っている人がいるんだということがわかった部分を1つだけ紹介します。

親の精神状態は子に伝わりますから、健全な子どもの心の発達には、健全な心の親が必要です。

このくだりはママ友との付き合いに関する話で出てきたのですが、仕事に置き換えても同じことが言えるのかなと。

これは実際に子育てをしていて以前から思っていました。僕は仕事の不満はたくさんありますが、家では絶対話さないようにしているし、仕事で感じた苛立ちや辛さを家では出さないようにしています。もともとは家庭の為に働くことを気怠く思っていると子供に悟られないようにする為でした。いい人生を送っている中に子供が産まれてくれたからより幸せな人生を送れているんだよっていうことを態度で示してあげたいということでした。そうでないと仕事や人生にふて腐れた僕を見て、子供が同じような人生観で生きていくことになるのではないかと思ったからです。子供には希望に満ち溢れた人生を送ってもらいたいと思っています。

そんな中、仕事への不満は募り、限界を感じた時に、いつも子供の前で満足な人生を送っていると見せる嘘をつくことに限界を感じ、それならいっそのこと転職してみてはどうだろうかという考えに至りました。(実際はしていません)

しかしながら、そんなことを理由に転職をするのはどうだろうという気持ちがありましたが、この本にはまさにそんなことが書いてあったので理由にはなるのかなと思えました。

この感覚は、昔音楽を聴いていて恋愛の経験がなかった時はわからなかったけど、経験してみるとよくわかるわぁと感じた時に似ています(笑)そんな感じで、この本には僕にとってしっくりくる話が結構ありました。読んでいて参考になりましたので、この度紹介させて頂きました。

この本を読んで改めて考えたこと

無理な人付き合いをしなくていいんじゃないかと感じました。(もともとしていませんが)

その考えに確信を持ってもいいかもしれないと思えることは大きいと思います。

できる限り人に合わせておかないと、周りから人が遠ざかっていくのではないかという恐怖心のようなものを感じる人は少なくないんじゃないかなぁ。

そんな息苦しいことを頑張っても、きっと満足な人生は送れないんじゃないかなと思います。

自分というものをもう少し強引なくらいに出してもいいかもしれないと考えさせられました。それが主張ということかもしれない。

 

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