最近面白いと思うもの
- 半沢直樹
- 国が燃える
この2作品で共通しているのは、登場人物が政治の都合と理想の狭間で苦しみ戦っている様を描いていること。
私もサラリーマンであり、自分の想いが届かぬどころか不満にしか思えない会社の指示に不満を持たざるを得ないことが多々あります。
その点でこの2作品は共感できるし、どんなに優秀な人でもこういった問題だけはどうしても避けては通れないのだと、現実を受け止める1つのきっかけになりました。
「国が燃える」は満洲事変前後の話で、この時代の人々の苦しみに比べれば現代を生きる私の悩みなど小さなものだと思えます。
戦争で命を落とすこともあれば家族が殺されることも妻や娘が強姦にあうこともある。また貧しくて娘を売らなければならない、などなど見ていて心が痛くなる場面もしばしばあります。
自分の家族がそんな目に合うことを想像すると耐えられないものがあります。
いつの時代にも地位や名誉、私利私欲に負けてしまう人が他人の不幸せを考えない行動を起こす。
「人々の幸せを目指す」という至ってシンプルな目標を見失ってしまう。
現代社会でも会社という小さな組織の中ですらそんなことが起きていますよね。
理想に目を向ける心の余裕はなく、謎の力に怯えて誰も求めていない決定をしたり、一部の人間の利益のためだけに末端の社員が動いていたりします。
おかしな状況になっているが誰もが責任を感じることなく、実態のないものに責任を押し付ける。
会社で言えば快適な「職場環境」、国で言えば「国民の幸せ」という当たり前過ぎる目標に向かって、人間は行動することができません。もちろん私自身もです。
これらの作品を読んでいて考えが少し変わったのは、不条理な現実を受け止めざるを得ないと考えるようになったこと。
それで良しとしてはいけませんが、現実に目を向けないといけません。
若かりし頃は、理想だけに目を向けて飲みの席でよく文句を言っていたものです(笑)
理想を見失わないことは大事なことですが、理想だけでは成り立たないことを理解し、どうしようもない現実に目を向けた上で理想を叶えることを考えないといけません。
理想に目を向けないのはある意味逃げです。逃げるが勝ちではなく、問題から目を背けているだけだと思います。
10月から私の会社での立場は厳しくなります。
業務遂行の為のリソースを一気に奪われた(という気持ちで少し悩んでいた)のですが、騒いだところで何も変わりません。
削られたリソース分は自分が背負うしかありません。
私が頑張ったとて、ただのサラリーマンですから劇的に給料が上がるわけでもありません。上がるどころか自分が頑張ったと思うだけで状況によっては減給すらあり得ます。
ケチなことをいうと単に会社、上司の思うように動くだけ。
それでも部下や後輩には優しくありたいと思うし「みんなで頑張っていこう!」という雰囲気作りのきっかけになってくれればと期待もしています。
私が今できることはせいぜいその程度だと思います。
自分は何者でもないと理解しているが、少しでも良いから存在意義を見つけたい。
私はそういう気持ちで人生を送っています。
冒頭で紹介した2作品を見て、それはどんなに偉い人でもそうなんだろうなと思いました。
理想を語っているだけのうちはまだまだ子供。
現実を見ながら、どんなに小さなことでも行動を起こせるのが大人なんだと思います。
大人は若い世代に何かを残りてやらないといけません。
私達親の都合で生まれてきた子供達が将来「こんな時代に生まれたくなかった」と思わずに済むような世の中にしていくことを考えたいです。
こんなことを考えさせる2作品でした。
面白いかったです(半沢直樹はまだ終わってない)
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