読書感想

【書評・感想】人生の贅肉を削ぎとしたいなら「バカと付き合うな」を読め〜!

1026日に発売されたホリエモンとキンコン西野氏の共著「バカとつき合うな」をさっそく読んでみましたので感想など。

「バカと付き合うな」は、ホリエモンとキンコン西野氏が、人生を阻害するいろいろなバカを紹介して「こんなバカには気をつけろ!」という話をしつつ、最後は「良いバカになりなさい」という言葉で締めくくる感じの内容になっています。

読書が苦手な僕でも1日かからずに、さらっと読めてしまうくらいに読みやすい本です。

久しぶりに面白い本でした。

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▼本記事で紹介する書籍「バカと付き合うな」

なぜ「バカと付き合うな」を読もうと思ったのか

そもそも何で「バカとつき合うな」を読もうと思ったのかという話です。

本音で話をしますが、僕は職場の人達の仕事感があまり好きではありません(理由はここでは言いません)

正直、うんざりしているので、自分の仕事を終わらせてさっさと帰ってしまう毎日を送っています。

基本的には他人の文句を言うものじゃないと思っているのですが、そうは言ってもそんな職場にストレスを感じているので文句を言いたい時もあります。

僕はそんな職場の人たちに対して、どう気持ちの整理をつければ良いのかがわからないのです。

そんな時に目にしたのが、この「バカと付き合うな」です。

まさに今の心境に打って付けのタイトルではないですか。

僕は「そんな人達とは付き合わなくても良い」という言葉を期待して即買いしました。

これが僕が「バカと付き合うな」を読もうと思ったきっかけです。

「善意なら何でもありのバカ」に激しく同意した!

「善意なら何でもありのバカ」という西野氏の言葉が出てきます。ここの下りは共感できて面白かったです。

むちゃくちゃ風が強い日に、あるおばちゃんが倒れている自転車を片っ端から立たせていくのを見て、西野氏は片っ端から寝かせていったら、めちゃくちゃ怒られたっていう話が出てきます。

風が強い日だからまた倒れる、次倒れた時は自転車が壊れるかもしれない、という理由らしい。

理にかなってはいるけど、クスッと笑ってしまう面白いエピソードでした(笑)

この話はともかくとして、バカなことをして善意と思っている人はバカの中でも止めようがないバカだという話です。

この章はすごく印象に残っていまして、自分の実体験と重ね合わせて考えていました。

会社勤めをしていて、いつも思っていることがあります。

旅行に行った時に職場の人達全員にお土産を買わないといけない文化、無くなってくれないかな。

特定の人に買うのはアリだと思うんですよ。

でも職場の人達全員分っている?

僕は、義理で買ってきた感じのお土産を貰っても正直うれしいと思わないし、せっかくの楽しい旅行なのに職場で配るお土産のことを考えることが面倒くさいし、時間が勿体無いと思うので、こんな文化無くなってくれないかなと、常々思っています。

以前、お土産を買わなかったら「旅行の間、働いてくれてたみんなへのお礼の気持ちはないの?」って言われたことがあるのですが、僕には言っている意味がよくわかりませんでした。

旅行に行きたくて無理に取った休みではなく、休みだったから旅行に行っただけですからね。

そんなことがあってからはケチくさいかもしれないけど、もはや職場で旅行に行った話をしなくなってしまいました…。

善意って受ける側が求めていなかったら、押し売り的な感じで面倒くさいんですよね。そして時に迷惑だったりもするわけで。

そういうところが共感できたっていう話です。

定番の「はやく行動しろ」要素もある

僕はこれまでにホリエモンの本をいくつか読みました。

本の内容を覚えるのが苦手なので、具体的なことをあまり覚えていませんが、はっきりと頭に残っていることは「はやく行動しろ」という思考。

今となっては、聞き飽きてしまいました。

僕自身が行動を起こせているかどうかは置いておくとして、おかげさまで行動することに対する意識は大きく変わったと思います。

「はやく行動すること」に関して、僕の認識では以下でした。

みんな万全の準備が出来るまでは動かない。

万全の準備っていつできるの?

行動する時の不安ってどれだけ準備をしても無くならないよ。

準備なんかしなくて良い!さっさと動け!

これだけだと、ただの根性論みたいな感じがしていたんですよね。

怖いことについて、どうやって気持ちの整理をつければ良いのかがわからなかったんですよね。だから行動できないんだろうなと。

バカとつき合うな」では、ホリエモンが以下のようなことを言っています。

本当に必要な知識がなにかなんて、実際に行動しないと見えてこない

この言葉が何気に心に響いたんですよね。

今の自分ではハードルが高すぎると思うから怖いわけで、じゃあハードルを超えられるように努力すれば良いと言う話なんですよね。

超えられるようになるには勉強、練習といった努力をすれば良い、ということですよね。

・・・書いていて、結構当たり前のことを言っているなぁと思っているのですが、その当たり前がなかなかできない。

それは、努力をせずに成功しようなんて虫のいいことを考えているからだと思う。

常に自分を成長させる努力をしよう。

そう考えていると、行動するとかしないとかじゃなくて、行動するしかないって思えてくるんですよね。

ファーストペンギンは下手で良い

ファーストペンギン

最初に出ていく人はうまくなくていい。その方が後に続く人がやりやすい。

これは西野氏の言葉なのですが、なるほどなと思いました。

誰もやらないことをする時って、下手だったりグダグダだったりした時の周りの目が気になると思うんですよ。「できないことするから、そういうことになるんだよ」みたいな。

でもそう思う人の中で「それなら俺の方が上手くできるわ」みたいな人が出てきてやってくれたら儲けもんかもしれないですよね。

この言葉に納得した裏には、結果はスマートじゃなきゃいけないという固定概念というか、変なプライドみたいなものを持っている僕がいるのでしょう。

下手で上等、不格好で上等。

これからはこんな気持ちやっていきたいと思います。

まとめ:「バカと付き合うな」を読むと気持ちが楽になる

バカとつき合うなを読んだ結果、自分自身に言ってあげたいことはこうです。

細かいことはどうでも良い。失敗しても良いし、不格好でも良い、人から嫌われても良いんだから気楽に生きろよ。ごちゃごちゃ考えるのは時間の無駄だからやめとけ。

最近すごく肩の力を抜いて生きていたつもりです。

そうすると「肩の力を抜く=怠けている」という考えが、どうしても頭をよぎってしまうんですね。

でも本書を読んで「やっぱりこれで良いや」って思えました。

そして本書を読むきっかけであった職場への気持ちの整理の付け方に関しても、面倒くさいから考えるのをやめることにしました。

そもそも結論を出す意味がないと思ったんですよね。

本書を読んだ一番の収穫は、何でも結論を出そうとするけど結論を出しても何の意味もないことがある、と気付けたことです。

人生って、中年の体と一緒で贅肉だらけです。要らないもの(しなくて良い苦労)が多すぎるということです。

贅肉を削ぎ落とせたら、それは素晴らしい人生になるんでしょうね。

筋肉でムキムキになって、身も心も人生も身軽で格好良くしていきたいところです。

本書を読んで一番感じたのは「余計なことをし過ぎ、もっと必要なことに目を向けることに時間を使おうよ」ってことでした。

この感覚を持っているうちに、僕はさっそく行動に移りたいと思います。

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