読書・書評

【KindleUnlimited対象】 40歳から「差がつく」生き方 苫米地英人

 

 

おすすめ度 :★★★
読みやすさ :★★★

 

相変わらず自分の人生というものに悩んでいます。このままでいいはずがないと。とはいえ、一体自分はどうなりたいのか、どうしないといけないのかがわからない。お恥ずかしい話ですが、ここ数年そんな状態です。

自分がどうしたいのかもわからないのに、何をとち狂ったか「会社をやめた方がいいんだろうか」という考えになる。それは同僚と馬が合わないと思うからなのでしょうが、明確な理由がない為もちろん会社を辞める覚悟もつけれない。一体自分って何なんだということを考えたりもします。最近は自分探しの為にも本を読むようにしています。

そんな中見つけたのが、苫米地英人さんの”40歳から「差がつく」生き方”という本でした。この方の本は初めて読んだのですが、最初は自分が求めているのとちょっと違うかなと思ったりもしたんですが、読んでいると僕の悩みへの解決になるヒントのようなことが書かれているような気がして、気が付けば夢中で読んでいましたので、所感を交えて紹介しようと思います。

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40歳までは「お子様」

カミングアウトしちゃいますが、僕は30代・既婚で1人の子持ちの男性です。そんな僕が今の会社で働くことに不満というか違和感を感じていますが、家族があってこんな年齢で今更転職をするなんていうと、普通に考えると現実的ではないような気がします。

しかしこの「40歳まではお子様」という言葉で、僕はまだまだ人生の方向性を変えてもおかしくない年齢なのかなと思いました。

この本では40歳まではお子様どころか、人生の本番は定年後とでも言わんばかりの話が書いてあります。定年して初めて大人の仲間入りというか、70歳、80歳でも現役で大きな希望を持って仕事をしている人の話が出てきます。

僕が悩んでいる根底には実は老後の話があります。変な話、今会社をやめても衣食住には困らない程度でやっていく自信はありますが、例えば身体を壊した時や、定年になった時にもらえるかもわからない年金をあてにはできず、仕事がなくなったら生活ができなくなるんじゃないかという不安が僕をこんなに悩ませているんだろうと思います。

この本を読むことで、今は老後のことを不安に思う年齢ではないと思ってもいいのかなと感じました。

ノット・ノーマル

この本の話のキーワードの1つで、僕の解釈では「普通(常識)を疑え」ということです。日本人は周りに合わせるという話が出てきます。僕自身ももしかしたらそうかもしれませんが、僕が日々心がけているのは、会社のルールであっても実質意味があるのかないのかと考えることです。ただし、意味がないと思っても従ってしまいます。その時は心を無にして、深く考えず形だけ見せるというような対応をしています。会社のルールですので、形は見せておかないと困る人がいると理解しますが、会社にとってどういうメリットがあるのか理解に苦しむことに考える時間が惜しいので思考は停止しています。というように僕の中では勝手に「常識=会社のルール」と変換して、実際に自分の環境に当てはめて読んでいました。

会社のルールに忠実に従っている人は、上司からも褒められています。そんな人を比較に出され注意を受けることが多いのですが、僕にとっては全くもってつまらない話だなぁと右から左へ流すように聞いてしまいます。「ルールを守る」という観点でいうと僕は間違っていることになりますが、そもそもそのルール自体がおかしいと思っているので、「会社に利益をもたらす」という観点でいうととても無駄な労力にしか思えないんですよね。会社の中では、ルールを守る>会社に利益をもたらすというような考えが蔓延しているように感じています。会社員生活の中で常にこの感覚に疑問を持っており、やっぱり自分は間違っているんじゃないかという不安が頭をよぎるのですが、ノット・ノーマルを心がけるということを僕のこのような考えに当てはめて、信じる道を突き進んでみようと思えました。

 

40歳までは徹底的に知識を身につける

苫米地さんは、充分な知識を身につけるまでは、遊んでいる場合ではないと言っています。テレビは捨てろ、酒は飲むな、各種新聞(海外紙含む)・本を読めと。すごくストイックではありますが、僕はこの言葉にすごく救われた気がします。上にも書いた通りどうなりたいか、どうしなければいけないかがわからない僕にとって今できることは、ひたすら新聞や本を読むことだと思えたからです。

僕は人にビジネス書を読むのが好きだと言ったことがありますが、全員が「そんなものを読んでも何も変わらないよ」という反応をします。しかし、僕はその反応に疑問を持ち読み続けています。本を読むことに意味がないとしたら、どうやって成長していくんだろうかという疑問が出てくるからです。人付き合いで成長するという手もあるのでしょうが、残念ながら今の僕には僕を成長させてくれそうな知人がいません。飲みに行っても傷の舐め合いになりそうな知人ばかりです。本当に僕の人脈の小ささに嘆きます。。。そんな僕には本を読むしかありません。しかも本は自分の好きなタイミングでいつでも読めます。こんないいアイテムを使わない手はないだろうと思っています。

また、話は重複しますが、僕はまだまだ勉強をするべき立場だということを改めて実感しました。というよりも偉い人でも40歳までは知識を身につける期間と言うんだなということがわかったのが大きいです。30代の僕はまだまだ知識がなくても恥ずかしがる必要はないと思えました。

エフィカシー(自己能力の自己評価)

エフィカシーを高く持てるようになれという話が出てきます。エフィカシーが高い人は、人と比較をしない。つまり人の悪口を言わないということだそうです。エフィカシーの考え方は、他人より自分の方が勝っているとか劣っているという相対的な評価ではなく、絶対的な自己評価になるので、他人を蹴落とすというようなことは起きない、すなわち他人を批判しない、悪口を言わないということになります。

他人がどうであれば、自分はこうだという考えになる。余計な常識にとらわれない(ノット・ノーマル)、自分の能力が伸びる、というところから環境に依存せずに、自分というものがあれば普通に生活するくらいは稼げるということです。これってまさに僕が今欲しい力だと思っています。

普通に生活ができさえすれば、僕の持つ全ての不安は解消されます。あとはプラスアルファを増やしていくだけです。

最後に

よく目にする(耳にする)話がこの本にも出てきました。遠い未来(老後)の心配をするのではなく、今を充実させることを考えた方がよいということ。改めて読むとすごく救われる言葉です。もちろん未来につながることを考えたいなとは思いますが、思ったのは未来のために今を犠牲にしていいということではないということです。僕は未来を考え過ぎて結局なにも答えが出せていません。もしかしたら、今を充実させることで未来に繋がるヒントが得られるかもしれないと思いました。そもそも今できることも考えられないのに、未来のことなど考えれるわけがないんじゃないかな。老後はひとまず置いておくとして、今とせいぜい2~3年後のことからまずは考えてみてもいいかもしれません。できることからする。これを心がけてみようと思います。

あと最後に、これはどの本を読んでもそうですが、この手の話で答えが書いてある本などありません。なぜなら僕が思うに皆答えが違うからです。ただ、物事の考え方については書かれていて、それは人によってはヒントに成り得るものだったりします。いろんな人の考え方を取り入れることができるのが本を読むメリットなんじゃないかなと思います。