LINEモバイルを使い始めて1年が経ったので、レビューを書いてみます。
筆者が実際に1年間使ってみた感想を添えつつ、LINEモバイルの特徴について説明をしていきたいと思います。
実際に使ってみて満足か不満かというと「満足」です。
最近はたくさんの格安SIMがありますが、乗り換えたいけど、どこの格安SIMが良いのかわからなくて悩んでいるのであれば、ぜひ参考にしてもらえれば幸いです。
- スマホ代を安くしたい人
- SNS、LINEをよく使う人
- どこの格安SIMが良いのかを悩んでいる人
LINEモバイルはとにかく安い
LINEモバイルはとにかく安いです。
大手キャリアの料金と比べて安いのはもちろんですが、格安SIMの中でもかなり安いです。
うちは夫婦揃ってLINEモバイルにしていますが、2人で月3,380円です(2人とも月1,690円のプランを使っている)
うちはLINEモバイルに乗り換えたことで年間10万円以上の節約になりました。
LINEモバイルに乗り換えるにあたり、検討したことなどを書いた記事を紹介しておきますので、よかったら参考にしてください▼

料金プランがわかりやすい
LINEモバイルは料金プランがシンプルでわかりやすいですよ。 LINEモバイルの料金プランは上の画像の通りです。
LINEモバイルの料金プランの選び方を紹介しておきますね。
以下の質問に答えて進んでいけば良いだけです。
Q1:SNS(Twitter、Facebook、Instagram)をよく使いますか?
- 使わない → LINEフリープランに決定
- 使う → Q2へ
Q2:LINE Musicをよく使いますか?
- 使わない → コミュニケーションフリープランに決定
- 使う → MUSIC+プランに決定
- 通話をする → LINEフリープラン・音声通話SIM
- 通話はしないけどSMSは使う → LINEフリープラン・データSIM(SMS付き)
- 通話もSMSも使わない → LINEフリープラン・データSIM
これで料金プランは決まりますが1つだけ注意が。
- 通話をする → 音声通話SIM
- 通話をしない → データSIM(SMS付き)
毎月どれくらいデータ容量を使っているのかがわからない人は、以下の記事を参考にどぞ。

SNSがデータフリーで使い放題だから嬉しい!
LINEモバイルの最大の特徴は、SNSがデータフリーであることです。
SNSがデータフリーとはどういうことかというと、SNSが使い放題ということです。
例えば、コミュニケーションフリープラン3GBを契約した場合、月に3GBまでしか通信ができません。
1ヶ月で使ったデータ容量の内訳が以下だったとします。
- SNSで使ったデータ容量が4GB
- SNS以外で使ったデータ容量が2GB
合計6GBのデータ容量を使ったことになりますが、では3GBオーバーになるのかというとなりません。
SNSで使った4GBはカウントされないので、合計のデータ容量はSNS以外で使った2GBだけになります。
ちなみにデータ容量を使い切ると通信速度制限がかかり通信が遅くなりますが、その場合でもSNSに関しては通常通り高速通信になります。
- 2018年7月2日までは「カウントフリー」という名称でしたが、今は「データフリー」という名称に変わりました。
テザリングでもSNSのデータフリーは有効
パソコンやタブレットをスマホのテザリングで通信する場合でも、SNSのデータフリーは有効です。
おまけみたいな仕様ですが、一応情報として紹介しておきます。
余ったデータ容量は翌月に繰り越しができる
余ったデータ容量は翌月に繰り越すことができます。
例えば、コミュニケーションフリープランの3GBで2GBを使ったとすると、1GB残ります。 その1GBは翌月に繰り越せるので、翌月は繰り越した1GBと基本データ容量の3GBの合わせて4GB使うことができます。
データ残量や前月から繰り越されたデータ容量などの情報は、LINEでLINEモバイルの公式アカウントを登録することで、すぐに確認できます▼

余ったデータ容量をプレゼントできる
余ったデータ容量はお友達や家族にプレゼントすることができます。
プレゼントは、LINEアプリの「LINEモバイル 公式アカウント」のトーク画面ですることができます。
安い料金プランで契約をして、余ったデータ容量を家族と共有することで、さらなるスマホ代の節約ができますよね。
プレゼントできるデータ容量は500MB〜2500MBとなっています。
データ残量に合わせて選べるようになっていますね。
料金プランはコミュニケーションフリープランの3GBで十分
1年間、コミュニケーションフリープラン3GBのプランを使い続けましたが、データ容量を使い切ることはありませんでした。
筆者はサラリーマンをしているので、平日はスマホを使う時間が少ないかもしれません。
1日で大体2〜3時間程度です。
スマホでしていることは、SNSやネットサーフィンがほとんどです。
動画は外出先ではあまり見ません。
これくらいの使い方であればコミュニケーションフリープランの3GBで十分です。
LINEフリープラン(1GBでLINEのみデータフリー)ではデータ容量を余裕で使い切ってしまうので、次に安いコミュニケーションフリープラン3GBが妥当なところです。
これは完全に筆者の使用感なので、あくまでも参考にしてください。
Wi-Fiオプションが結構使える
LINEモバイルには、月額200円で利用できる「Wi-Fiオプション」というオプションサービスがあります。
これは全国49,000ヶ所のカフェや駅などで公衆無線LANを使えるサービスです。 これはすごく便利なので筆者は使っています。
対象になるWi-Fiスポットにはスターバックスやタリーズコーヒーなどのカフェや、セブンイレブン、ローソンなどのコンビニもあります。
▼主な利用可能店舗▼

▼このマークが目印▼
Wi-Fiオプションの良いところは実は他にあります。
Wi-Fiオプションにはマルチデバイス対応という特徴があるのですが、契約したSIMを使っているスマホだけではなく、既に持っているパソコンやタブレットなども公衆無線LANにつなぐことができます。
Wi-Fiオプションを契約することで手に入る証明書を、公衆無線LANに接続したデバイスにインストールすることで、いろんなデバイスを繋ぐことができるのですよ。
外でパソコンを使ったり、動画を見たりとWi-Fiオプションは幅広い利用方法があってお得です。
通信速度が安定している
正直なところを言うと、LINEモバイルを使い始めた頃は時間帯によってネットの閲覧がすごく遅いと思っていました。
特に通勤時間やお昼休みの時間など、みんながスマホを使うであろう時間帯はストレスを感じているくらいでした。
LINEモバイルのSIMには、ドコモ回線のSIMとソフトバンク回線のSIMの2種類があって、ソフトバンク回線については「格安SIMで最速にチャレンジ!」と謳っているくらいで、通信速度が安定しています。
LINEモバイルの公式サイトで直近5時間と直近24時間の平均通信速度を公表していたりもします。 しかも2018年12月までは、1Mbps以上キープチャレンジキャンペーンと称して通信速度が1回でも1Mbpsを下回ることがあったら、ペナルティとして対象者全員にデータ容量を1GBプレゼントというキャンペーンもしています。
ソフトバンク回線に限りますが、LINEモバイルでは通信速度をユーザーにオープンにしていますし、1Mbpsを下回ることで自らペナルティを課すような対応をしているところから、通信速度に関して信頼性があると言えるのではないでしょうか。
あと、筆者が使っている環境ではどうなのかを参考に乗せておきます。
ここ1ヶ月くらいで、大阪市内で場所はランダムで計ってみた結果です。
計測に使ったのは「RBB SPEED」という通信速度を計るアプリです。
- 下り 24.26Mbps
- 上り 8.83Mbps
平均値はこのような結果になりました。
全国平均(計測基準はよくわかりません)より少し下回っていますが、ネットやSNSはもちろん、動画もスムーズに見れるくらいの速度が出ています。
格安SIMを使うにあたり、通信速度は気になるところだと思いますが、LINEモバイルの通信速度は満足できるくらいになっています。
10分電話かけ放題オプションがある
LINEモバイルには「10分電話かけ放題オプション」という月額880円のオプションサービスがあります。
名前の通り、10分間の通話は何度でも無料でかけ放題になります。
LINEモバイルの通話料金は国内通話の場合、30秒20円なので10分間通話をすると400円かかります。
1ヶ月で10分の通話を3回(1,200円)以上するのであれば、加入した方が良いオプションになりますね。
ちなみに、通話料金は「いつでも電話」というアプリを使うことで30秒10円になります。
必ず「いつでも電話」を使うのであれば、1ヶ月に5回以上10分間の通話をするのであれば、加入すべきということになります。
ドコモ、ソフトバンクのスマホがそのまま使える
先ほど少し紹介しましたが、LINEモバイルにはドコモ回線とソフトバンク回線の2種類のSIMがあります。
この2つの大きな違いは、ドコモ回線のSIMはドコモのスマホが、ソフトバンク回線のSIMはソフトバンクのスマホが、SIMロックを解除しなくてもそのまま使えるということです。
今、ドコモやソフトバンクでスマホを契約していてLINEモバイルへの乗り換えを検討するのであればラッキーですね。
ただし、全機種でSIMロックの解除が不要ということではないので注意してくださいね。
ドコモのスマホについて▼
ドコモで購入した端末はSIMロック状態であっても、APN設定が可能であればLINEモバイル(ドコモ回線)をご利用できます。
ソフトバンクのスマホについて▼
2017年8月以降に販売開始されたソフトバンクの端末*とソフトバンクで購入したiPhone(5以降)はSIMロック状態であっても、LINEモバイル(ソフトバンク回線)をご利用できます。
>>> 動作確認済み端末検索結果|SIMフリースマホ・タブレット | LINEモバイル
iPhoneSEが安く買える
今となってはAppleで販売終了となってしまったiPhoneSEですが、LINEモバイルではまだ買えますよ。
しかもAppleで売られていた価格より1万円ほど安い価格で買うことができます。
- 32GB:30,800円
- 128GB:40,800円
最新のiPhoneと比べるとスペックは落ちますが、iPhoneSEは唯一の4インチディスプレイのiPhoneで、小さいことで片手の操作がしやすいというメリットがあります。
「最近のiPhoneは大きいからちょっと・・・」と思っている人にはiPhoneSEはすごくおすすめです。
片手で操作がしやすいだけでなく、ポケットに入れるのにも良いサイズ感ですからね。
以下の記事で筆者のiPhoneSE愛を語っています▼

LINEポイントがもらえる
LINEモバイルでは料金を支払うことで「LINEポイント」がもらえます。
LINEポイントは、LINEスタンプの購入やLINEモバイルの料金の支払いに使えるので、少ないとは言え還元されているのは嬉しいですね。
LINEポイントは100円で1ポイント付与されます。
獲得したLINEポイントは、LINEアプリのLINEウォレットのトークルームから確認することができます。
なお、オプションサービスの料金についてはLINEポイント付与の対象にならないのかもしれません・・・。
上記の画像だとコミュニケーションフリープラン3GBの1,690円分しかないように見える。不確かな情報なので参考程度にしてください。
【注意】料金の支払いにはクレジットカードが必要
LINEモバイルは料金の支払いをするのにクレジットカードが必要になります。
厳密に言うと以下の3つで支払いが可能です。
- クレジットカード
- LINE Payカード
- LINE Pay
詳しくはLINEモバイル 公式ブログで紹介されていますが、LINE Payに関しては結局クレジットカードの登録が必要です。
ちなみに筆者はいつも楽天カードを使っています。
楽天カードで支払えば楽天市場で使える楽天スーパーポイントが100円につき1ポイントもらえてお得なので。
しかも楽天カードであれば18歳(高校生は不可)以上の学生さんでも申込みが出来ます。
少し話が逸れましたが、LINEモバイルに申し込む時はクレジットカードを用意しておきましょう。
気になるポイントQ&A
LINEモバイルに乗り換えるにあたり、気になるであろうポイントを紹介しておきます。
Q:LINEモバイルに乗り換えると電話番号は変わるの?
A:LINEモバイルでもMNPで変わらないようにできます。
MNPを利用して電話番号を変えずにLINEモバイルに乗り換えることは可能です。
簡単にではありますが、MNPの流れを書いておきます。
- MNP予約番号を取得する(今使っている携帯電話会社で)
- LINEモバイルで使えるスマホを用意する
LINEモバイルに申込む
- SIMを受け取る
- 利用開始手続きをする(LINEモバイルに変更する手続き)
- APN設定をする(通信できるようにする)
Q:大手キャリアの2年縛りのようなものはある?
A:ありません。
大手キャリアでは最初に2年間の契約をすることになり、その後更新月に解約手続きをしないと更に2年間の契約が自動更新されてしまいます。
しかも契約更新月以外で解約をすると「違約金(大体9,800円)」を支払わないといけませんよね。
でもLINEモバイルではそういったものはありません。
ただし、12ヶ月の最低利用期間があります。
利用開始してから12ヶ月以内に解約手続きをすると、解約手数料9,800円を支払わないといけません。
12ヶ月という最低利用期間はありますが、13ヶ月目以降はいつ解約をしても解約手数料や違約金は発生しないので、LINEモバイルは良心的と言えるでしょう。
Q:データ容量を使い切ってもデータフリーのSNSは使えるの?
A:通常通り使えます。
LINEモバイルはSNSがデータフリー(使い放題)ですが、月々に使えるデータ容量を使い切ってしまった場合でも、データフリーの対象になるSNSだけは通信速度制限の影響を受けずに、普通に(高速通信で)使うことができますよ。
まとめ:SNSをよく使うならLINEモバイル一択!

以上が実際に筆者が1年間LINEモバイルを使ってみてわかった特徴と感想になります。
- スマホ代を安くしたい人
- SNS、LINEをよく使う人
- どこの格安SIMが良いのかを悩んでいる人
2018年11月6日までになりますが、音声通話SIMに申し込むなら最初の6ヶ月間、基本料金が900円引きになるキャンペーンもしています。
筆者が申し込んだ1年前と比べて、今はこんなに良いキャンペーンをやっていたり、申込みやすいサービスになっていると思います。
LINEモバイルは月額料金が安いですし、最低利用期間が12ヶ月で2年縛りのようなものもないので大手キャリアのスマホ代と比べるとかなり良心的なので、格安SIMを選ぶのに悩んでいるなら試しに使ってみても良いと言えるレベルだと思いますよ。
ということで紹介は以上です。あなたに合った格安SIMが見つかると良いですね!